『瑪羅門の家族』の魔修羅四誅王について語ろう!
男塾シリーズの宮下あきら先生による古代インド密教仕置物語、
瑪羅門の家族!
『暁!!男塾』や『極!!男塾』にも登場する瑪羅門一族の本伝であります!
前回の第一話感想で瑪羅門一家の家族構成とチャクラについて学びました。
だいぶチートでしたね。
で、今回は魔羅四天王?
違う!
魔”修”羅四誅王だ!ちゃんと”修”をいれてね!
四誅王って、すごいですね。
初めて聞きましたよ、そんな言葉。
四天王はよく聞くけど、四誅王はなかなか聞かないよ。
今回は、その四誅王について見ていきましょう。
歴史の裏に魔修羅一族
そもそも魔修羅一族ってなに?
って話だよね。
前回ちょっと触れてましたね。
瑪羅門一族の宿敵なんでしたっけ?
瑪羅門総本山の発祥は今より三千年も前となる。
開祖はラーダ・バラモンとゴープ・マシュラだ。
この二人の間に亀裂が生じ、ゴープ・マシュラは山を離れ、魔修羅総本山を興した。
それ以来、彼らはその異能を使い、時の権力者を裏から操っていた。
日本では、織田信長だ。
えっ!信長には、魔修羅がついてたんですか?
そのまさかだよ。
でも、本能寺で明智光秀にヤられましたよね?
光秀に謀反をさせたのが、瑪羅門の秘奥義だ。
なにーーー!!!!!
明智光秀は瑪羅門の秘奥義で謀反させられてたのか!
歴史の陰には、常に瑪羅門と魔修羅があり。
四誅王、陣霊峰
そして現代、ついに魔修羅が瑪羅門の根絶やしに動く。
その先鋒を担うのが、魔修羅四誅王の一人、陣霊峰(ちんれいほう)。
中華系なんですね。
人民服を着た中年男だよ。
ただ、瑪羅門も魔修羅も世界中にいるからね。
人種は様々よ。
まず、陣霊峰は手下の鏤峰(ろうほう)と童峰(どうほう)と共に、
全日本統一武道会に出場し、決勝まで勝ち進む。
決勝相手は、柳大周率いる青凛道場だ。柳は瑪羅門三兄弟の拳法の師だ。
お師匠さんなんですね。
決勝前日、青凛道場に挨拶に赴いた陣霊峰は柳ら三人に魔修羅の秘奥義をかける。
その夜、青凛道場の三人は列車事故で死亡。
柳の胸には、陣霊峰による瑪羅門一家へのメッセージが記されていた。
「瑪羅門の兄弟たちよ、明日の決勝戦で待つ」
まどろっこしいですね。
そういうとこがあんだよ、陳霊峰は。
わざと怒らせて瑪羅門の力が見たかったらしいけど。
だからって、わざわざ大会に出なくてもねえ。
チーム名は魔修羅館だぞ。忍ぶ気なし!
お師匠チームが途中で負けてたら、
どうしてたんですかね。
そんな陳霊峰の必殺技は、魔修羅秘宝儀骨恾葬。
次男瑪羅門翔に負けた童峰は、この技で一瞬にして白骨化した。
冷酷ですね、霊峰。
そして、技もなかなかのチート。
しかし怒りに燃える瑪羅門龍には効かなかったよ。
龍のチャクラが霊峰の念を返してしまい、
逆の霊峰の右腕が白骨化して朽ちた。
瑪羅門の奥義の方が、より強いんですね。
最後は、胸に刻まれた瑪羅門の龍の刻印が飛び出して果てたよ。
よくわからないですけど、
とんでもないチャクラを喰らったんですね。
そういうことです。
四誅王、鑼愧
続いての四誅王は、
鑼愧(どらき)。
どらき?
変わった名前ですね。
どこの国の人ですか?
フランスとスイスの国境付近に居をかまえているが国籍は不明。
本名は、アンドリュー・ハイドホン・Ⅴ世、かのドラキュラ伯爵の子孫だ。
えっ!?
どらきって、ドラキュラのドラキ?
…、
そうなるね。
なんか…、
だいぶ雰囲気変わりましたね。
両一族とも世界中に散ってるからね。
このときの瑪羅門側のメンツも日本人の瑪羅門龍に加えて、
アメリカ、アフリカ、中国、インド、中東と多種多様よ。
瑪羅門一家はどうしたんですか?
日本でお留守番だ。
龍だけ『瑪羅門七人の使徒』探しに出ている。
上の連中がそれだ。最後の一人はパリにいる。
仲間探しってやつですね。
だいぶ王道ですね。
そうね。
この鑼愧はアメリカの瑪羅門に倒されたよ。
なかなかのパワーワードですね。
「アメリカの瑪羅門」。
以上です。
えっ!?
残りの二人は?
いないよ。これで終わり。
いつから魔修羅四誅王が四人だと思っていたんだ?
いや、「四」が入ってれば、四人だと思うでしょ!
四天王だって、四人じゃないですか!
龍造寺四天王は五人だぞ!
龍造寺四天王は置いといてくださいよ。
まぁ、安心してください。
より恐ろしい魔修羅鬼界衆が登場しますから。
鬼界衆!?
魔修羅鬼界衆現る!
瑪羅門七人の使徒が集結する一方で、
魔修羅最強の男が、第三次世界大戦を起こすべく、
日本の指導者になろうと動き出していた。
どこかのカルト宗教みたいですねえ。
男の名は、孔雀院一馬。
孔雀院は、霊場冥恐山で瑪羅門七人の使徒を待ち受ける。
すごい名前の山ですね
霊場冥恐山に到着した龍たち七人の使徒をイタコが出迎える。
しかし、
「こ、ここから すぐ 引き返すんだ、龍……さ さもんなくば お お前たち全員の命は….」
イタコがいるんですか!
じゃあ恐山ですね。
このイタコの言葉の直後、孔雀院一馬が姿を現して言った。
貴様ら全員が束になっても俺には勝てない。まずは鬼界衆と闘え。おれは極楽宮で待つ。
鬼界衆は孔雀院の部下なんですね。
先に確認しておきまけど、
何人ですか?
鬼界衆は三人だ。
その一人が壱之坊、「速」の能力の使い手だ。
「速」の能力?
壱之坊に対するのは同じ「速」の能力を持つ瑪羅門王(ワン)。
常人離れのスポード対決となったが、王が脱糞して勝利した。
えっ!?脱糞?
二人目は、曼之坊。壱之坊の兄貴だ。
「炎」の能力をもつ。
…炎の能力、
…四誅王と比べて能力がシンプルですね。
対するは、瑪羅門龍。
曼之坊の地獄の業火が龍の身体を包むが、龍の怒りの炎がそれをかき消す。
龍の裁きの鉄拳で、曼之坊は一発ノックアウトとなった。
…。
以上です!
終わり…ですか?
終わりです。
途中から薄々気づいたんですけど、
打ち切りですよね?
打ち切り?
四誅王が二人しか出なかったり、
とってつけた様な鬼界衆が出てくるし!
だいたい鬼界衆はあと一人いるはずでしょ?
三人っていったじゃないですか!
三人目はいつの間にかイタコにヤられてた。
イタコに!?
何者なんですか?そのイタコ?
イタコが言うには、
「それをまだ知る時ではない。いずれ、いやでも分かる時が来るはずじゃ」
分かったんですか?
…分からない。
…次のページで、
…「完」って。
終わってるじゃないですか!!!
孔雀院一馬はどうなったんですか?
…たぶん
…極楽宮で
…まだ
待ってないですよ!
完全に打ち切られましたね。
今の時代ならば
しかし、なんで打ち切りになったんですかね?
瑪羅門の一家はいいキャラしてそうでしたよ。
瑪羅門の使徒集めが始まると、瑪羅門一家はあまり登場しなくなった。
個人的には、の七人の使徒より、一家の方が好みだったかなあ。
七人の使徒はどういうメンバーなんですか?
まずは三人。
ジェイク・バラモン。アメリカ。「砕」のチャクラ。
チチ・バラモン。アフリカ。「獣」のチャクラ。
マハール・バラモン。インド。「力」のチャクラ。
アフリカの瑪羅門んもいるんですね。
仲間探しでさらに三人。
瑪羅門王。中国。「速」のチャクラ。
ナセル・バラモン。中東シュメール共和国。「炎」のチャクラ。
ジャン・バラモン。フランス。「舞」のチャクラ。
いろんなチャクラがありますねえ。
それに比べて一家たちは、
瑪羅門凱。怒髪針。
瑪羅門翔。不動冥髖巣。
瑪羅門寇。臨眼肖。
やっぱり一家のほうが、
秘奥義感ありますねえ。
そうね。密教の神秘的な雰囲気を醸し出してるよ。
そう思った人が多かったのか、
「極!!男塾」には、龍に加えて、瑪羅門凱と瑪羅門翔が登場するよ。
やっぱり一家なんですね!
瑪羅門のチートな裁きも、
もしかしたら今の時代の方が受けたかもしれない。
たしかに!
ラノベ系はチートだらけですからね!。
ちょっと早かったね。
ぜひ、異世界転生を!
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