【梁山泊十六傑編】光陰跳背殺、蒼傑!実力者泊鳳!切り札蓬傑!【男塾能力数値化⑨】

魁!!男塾

男塾のキャラクターの能力を数値化してみた!」シリーズ、天挑五輪大武會決勝編。

今回は準決勝、梁山泊十六傑!。

中国四大奇書のひとつ、水滸伝。百八人の英雄たちが梁山泊と呼ばれる湖の要塞にこもり、腐敗した国家と戦う物語。

「梁山泊十六傑」は、その英雄たちの武術を受け継いだといわれる最強の武人集団だ。天挑五輪大武會三連覇中の優勝候補である。

例によって、能力は信長の野望革新をモデルに数値化。

  • 統率…部隊の攻撃力、守備力、募兵の効果、闘志ゲージのたまりやすさ
  • 武勇…戦法の威力
  • 知略…計略の効果、計略の回避
  • 政治…建設スピード、調達の効果

能力は100点満点で採点する。ほかに”戦法”も付与する。

地穿鞭vs棘殺怒流鞭は幻に 酔傑

「梁山泊十六傑」の先鋒を任うのが、酔傑という男。闘技場には騎乗した姿で現れ、まさに水滸伝の豪傑といったおもむきを見せている。そんな強者オーラをまとった酔傑であったが、試合後には例によって、「腕は未熟で器量も狭い」と仲間から酷評されている。

酔傑という名の通り、常に酒を浴びているアル中。内政は期待できそうもない。政治、13。

この豪傑は多種多様の武器を扱うことができる。「地穿鞭(ちせんべん)」は、地中でも自在に操れることのできる鞭。この鞭によって相手の足を地中から捕捉することができる。そこに大型手裏剣を放擲するのが強力なコンビネーションだ。敵の胴体は必ずや分断することになる。

しかし、このときの対戦相手は男爵ディーノ。男爵ディーノといえば「棘殺怒流鞭(きょくさつどるべん)」。

鞭vs鞭というバトル漫画で稀有の対決が見られると思いきや、男爵ディーノはまさかのニューキャラ「地獄の魔術師(ヘルズ・マジシャン)」で登場。「棘殺怒流鞭」を封印したため鞭vs鞭の対決は幻となった。

酔傑が不運だったのは、ネタと思われた「地獄の魔術師」が強かったことだ。酔傑のあらゆる攻撃は「地獄の魔術(ヘルズ・マジック)」で無効化されてしまう。必殺技の地穿鞭と大型手裏剣でさえも地獄の魔術の前には無力であった。

武勇、66。

「地獄の魔術」で圧倒されてしまったが、男塾がもっとも苦手とする命乞いor敗北宣言からの騙し討ちを決めて相討ちにもちこんだ。

知略、69。

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作中最高の必殺技候補 蒼傑

梁山泊十六傑、蒼傑(そうけつ)。凄腕の弓使い。モデルは、水滸伝の梁山泊の英雄・花栄だろうか。弓矢という遠距離武器使いでありながら、「双条檄射(そうじょうげきしゃ)」という弓術の決闘法で、月光と近距離で戦った。弓矢という遠距離攻撃の武器を使いながら、顔が傷だらけである。

蒼傑は、強力な必殺技の数々をもっている。矢よりも早く移動して相手をしとめる「光陰跳背殺(こういんちょうはいさつ)」や、指を弓として矢を放つ「指撥透弾(しはつとうだん)」は、作中全体の中でもトップレベルのかっこよさ。威力もすさまじく、三面拳最強の月光に深手を負わせた。

武勇、90。

また、三本の矢を一斉に放つ、「三連貫(さんれんかん)」や一瞬で速射する「連射的(れんしゃてき)」は無駄が多いこの大会の中で、かなり実用的な技だ。戦法は「斉射」、「連射」、「三矢訓」を持たそう。

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卍丸のお師匠さんの仇A 體傑

さて、おつぎは天挑五輪大武會きっての下衆コンビ、頭傑體傑(たいけつ)。両者とも「瞑獄槃家流(めいごくはんけりゅう)」という殺人拳を使う。7年前、卍丸の師匠・厳 訕嶺に挑み、勝てないとわかると卍丸を人質にとって厳を殺害した。このエピソードで彼らが胸糞悪い連中だということがよくわかる。そして、今の男塾三号生・卍丸が、おそらく未成年ではなく立派な成人男性だということがわかる。

このコンビのでかいほうが、體傑(たいけつ)。體傑の使う「瞑獄槃家秘奥義・奔睫旋裂球(ほんしょうせんれつきゅう)」が、まぁ、しょうもない。別名殺人人間ゴマといわれるこの技は、球のついた長い棒を腹につけてグルグルまわる技だ。卍丸戦では、卍丸の投げたモヒカンブーメラン(龔髪斧無限還)で、あっさり棒を折られて終了となっている。武勇、46。

そもそも、殺人人間ゴマは地面が平たんでないと使い物にならない。そんな技を秘奥義としているので、知略はたかが知れている。卍丸戦では、卍丸のパートナーである虎丸を人質にとろうとするも、卍丸に読まれており、モヒカンブーメラン(龔髪斧大旋曲)で真っ二つになった。知略、34。

卍丸のお師匠さんの仇B 頭傑

そして、體傑(たいけつ)の相棒・頭傑。7年前の卍丸の師匠との戦いで、卍丸を人質にとった卑劣漢だ。

頭傑もまた瞑獄槃家流をつかう。頭傑の技は、「薙笙斬脚(ていしょうざんきゃく)」という刃の高下駄を履くことと、「跳蚤器(ちょうそうき)」というバネのホッピングがついた兜をかぶって飛び回ること。前戦の蒼傑の神業の弓術を見た後だと、なおさらしょうもなく感じる。ただし、桃や伊達はそれなりに評価をしている。武勇、62。

知略をみてみよう。

「跳蚤器(ちょうそうき)」がすでに破壊されていることに気づかず、高所から飛び降りて自爆したのはマイナスポイント。

また、虎丸を人質にとろうとしたが失敗している。これもマイナス。

男塾最大の弱点、命乞いからの騙し討ちにも失敗し、味方の蒼傑に射抜かれた。これもマイナス。

知略、48。

さらに、シャンプーハットみたいな変なハゲ方をしているので、さらにマイナス6

知略、42.。

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経済面の切り札 蓬傑

梁山泊十六傑の切り札といわれている男・蓬傑(ほうけつ)。蜂をあやつる操蜂群拳(そうほうぐんけん)という拳法を使うことができる。つまり、養蜂家だ。

この現代、いくら梁山泊を名乗ったところで収入にはまったくつながらない。そんな組織の財政面を蓬傑の養蜂が支えているのかもしれない。シャンプーハットやアル中では金をかせげないだろう

政治、74。

男塾第二の助っ人・翔霍(しょうかく)との戦いでは、三匹も刺せば猛牛さえも絶命させるという禽虎蜂(きんこばち)を操って戦った。

操蜂群拳は、大量の蜂を旋回させたり、陣形をとらせたりすることができる。相当に厄介な技。

ただし、序盤でみせたフェンシングの技は微妙。先っちょから、ピュッピュッと毒が出る。

武勇、74。

梁山泊の収入源? 轢鋲球

梁山泊、轢鋲球(れきびょうきゅう)。副頭宋江将軍の用兵術の一種。公園にたまに置いてある遊具・グローブジャングルのような球体の中に人が入って攻撃する。ラウンド1とかにあってもよさそう。梁山泊の収入源か?

男塾二号生筆頭・赤石に闘技場を傾けられ、そのまま激流に向けて転がっていった。知略、30。

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原作水滸伝の頭領の名を名乗る副頭 宋江

梁山泊の副頭・宋江将軍(そうこうしょうぐん)。水滸伝の梁山泊の頭領である宋江の名をもつ副頭。風格だけは三頭目を上回っており、もはや水滸伝の豪傑というより三国志の武将だ。

戦術・兵法に優れた最強の戦士とのことだが、用兵としての兵法は先の轢鋲球(れきびょうきゅう)ぐらいしか見れなかった。一度、戦場で大量の轢鋲球を動かしているところを見てみたい。

敵の武器を砂鉄のようなもので無効化する「翹磁大撥界(きょうじだいはつかい)」や、敵の動きを網で封じる「蓮鎖摯(れんさし)」を用いた戦い方は対赤石戦で猛威を奮った。

統率、88。

他にも金剛槍とう武器を用いる。あのガンダーラの組体操で使っていた名前とかぶっている。こちらはたいしてインパクトがない。

武勇、54。

現代の中国を支配するのは、かつての宋王朝より強大で恐ろしい中国共産党。その共産党が、将軍だ、梁山泊だ、と自称して武器まで集めている人間を野放しにしておくだろうか。たぶん、宋江は当局からマークされているだろう。

政治は42。

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大会屈指の実力者 泊鳳

梁山泊十六傑の三頭領の一人、泊鳳。三頭領は血の繋がった実の兄弟でもあり、泊鳳はその末弟だ。一見、ただの小柄なお調子者に見えるが、実は相当な実力をもった天才憲法家だ。

たいどうさつと気功法を極めており、それらを駆使した体術は実力者のJを圧倒した。

統率、93。

奥義、掌羝破(しょうていは)は、岩を砕くことができる掌底技。なんどもJにダメージを与えた。逆に言うと一発で決める火力がない。終始Jを圧倒しておきながらも、結局必殺技の火力でまけている。

武勇、67。

羅刹との死闘 山艶

梁山泊十六傑の三頭領の一人、次兄・山艶。男塾死天王の一人羅刹と死闘を繰り広げた。

白装束をまとった長髪の美男子であり、所作が何かと優雅。鶻宙身(かっちゅうしん)の法を体得しているため、宙に舞わせた扇子に飛び乗ることが可能。そこから繰り出す華麗な攻撃は見るものを惑わす。とてつもない凄技であることは間違いない。ただ、やる意味ある!?

凶獬面閶殺(きょうかいめんしょうさつ)は、般若の面をつけた面妖な姿から繰り出す一撃必殺の技。使用できる状況はかなり限られているため評価は難しいが、羅刹に深手を負わせ形勢をひっくり返すことに成功したので、

武勇、85。知略、78。

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兄者は畜生鬼 梁皇

梁山泊十六傑の三頭領の一人、長兄・梁皇。敗れた宋江将軍の首を切断し、弟である山艶の死体を崖から蹴り飛ばした外道。

また、雷電戦では劣勢になると、雷電の猿を質にとって形成逆転。無抵抗の雷電をいたぶった挙句、激流に落として勝利した。そのとき雷電と交わした約束を破り、質にとった猿も激流に流した。雷電により”畜生鬼“認定。

ただ、ちょっと待て。

猿を戦場に持ち込み、梁皇と戦わせたのは雷電だ。家で飼っている猿を質にとられたわけではない。自分で猿を相手に差し向け、それを逆手に取られると外道とわめく。これは雷電が悪いのではないか?

梁皇からすれば、猿は自分を攻撃してきた敵だ。危険な動物だ。命が脅かされたのだから、川に流したとしても、そこまで責められる謂れはない。

死体に関しても、死体に執着しないという価値観の持ち主なのかもしれない。

ただ、次の伊達戦では、禁止されている銃火器を使用したので、やっぱりアウト。地畜生鬼でした。

戦法「二段撃」を付与。

後出し爺

爺。梁山泊のご意見番。そこそこ力をもっていると思われる。過去に大武會に出場したことがあるらしい。

爺の酔傑の評価は「腕は未熟で器量も狭い、大酒ぐらいのうつけ者」。

頭傑と體傑の評価は「本来梁山泊には相応しくない者たちであり連れてくるべきではなかった」。

これらは彼らの敗戦後に出した完全なる後出し。

ちなみに梁皇の評価は「本当に恐ろしいのはあのお方そのもの」。

対卍丸戦では、卑劣が過ぎる頭傑の頭を蒼傑に命じて射抜かせる高潔な面も見せた。

これにて梁山泊十六傑は終了。残すところは、冥鳳島十六士のみとなりました。

出典:集英社/宮下あきら/魁!!男塾/コーエーテクモゲームス

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