【最多黒星】男爵ディーノから人生を学ぶ【その①】

男爵ディーノの生き様を刮目して見よ！

そう思うのも無理はないよ。『男爵ディーノ』だもんね。

でも、日本人なのよ。

そんでもって男塾の三号生、だから学生。学割使えるよ。

男爵ディーノの生き様を刮目して見よ！

いや日本人だよ！

男塾の三号生、だから学生よ。学割使えるよ

男爵ディーノを知らない？

トレードマークは、おしゃれなシルクハットとダンディズム漂うセクシーな髭。

髭ダンディズムよ。

男塾とは、どこにも行き場のなくなった子たちを受け入れる学校だ。
だから、こんな格好で男爵を自称する子が来ても、おかしくないよ。

教官会議で、この子だけはノビノビやらせよう、って決まったのかもね。

男塾三号生は留年生だらけ、本当におっさんかもしれんよ。

でもこの男爵ディーノくん、悪い子じゃないんだよ。

男塾の「フンドシ以外の下着は厳禁」という校則をしっかりと守っているんだよね。

男塾には、『三面拳』や『死天王』と呼ばれている男たちがいます。
では、男爵ディーノを含めた三人組の名称はなに？。

ブーブーブーブーブー！全然違いまーす！

正解は、

「鎮守直廊（ちんじゅちょくろう）三人衆」

です。

鎭守直廊とは文字通り廊下の番人です。

そう！鎭守直廊三人衆は廊下を守ってるんです！！！

正しくは、守らされてます。

それも同級生にね。

鎭守直廊は『民明書房』という不思議出版社の書籍にも記載されている歴史あるもの。

彼等もその影響を受けたのか、針敷き詰めたり、電気流したり、と廊下を仕掛けだらけにしてます。

正しくは、守らされてます。それも同級生にね。
そのうえ、針敷き詰めたり、電気流したり、と仕掛けだらけにしてます。

これは『民明書房』という不思議出版社の書籍に影響されてますね。

信じるも信じないもあなたしだいよ。

鎮守直廊の他の二人の名は、独眼鉄（どくがんてつ）と蝙翔鬼（へんしょうき）。
これらの名前が示す通り、彼らもまた色々とこじらせています。まぁお年頃だね。

寺門ジモンポジションよ。

そんな鎮守直廊三人衆、初登場は一号生が三号生に呼び出された時だ。

そこで例の仕掛けを駆使して、一号生の行く手を遮った。

呼び出した相手を邪魔したんだ。

当然小競り合いが起きる。ただし、お互い小手調べ、本気では戦ってないない。

これは、後にに一号生と三号生が闘う『大威震八連制覇（だいいしんぱーれんせいは）』という大会の前哨戦だ。

ずっといるよ。出席大丈夫かね？

さて、廊下の戦い。

一号生の行く手を遮る最初のお邪魔虫、

いや、お邪魔鉄！それが、独眼鉄だ。

鉄は、『万針房』という針を敷き詰めた廊下を守っている。

これに挑むのは一号生、油風呂の富樫源次。

独眼鉄は、仕掛けを作動させたり、ヨーヨーを投げつけたりして、富樫の邪魔をした。

ただ、独眼鉄本人は基本坐したままだ。

そして、ひたすら問いかける。

「男とはなんぞや、命とはなんぞや」、と。

このときの独眼鉄はホントに武人然としてるんだよ。

でももしかしたら、ただ本当に、

“男”

って言葉を知らなかっただけかもしれない。

富樫は、なんとか万人房の仕掛けを突破、そして独眼鉄の顔面に二段蹴りをくらわせた。

しかし、まったく動じない独眼鉄！

されど、そこに問いかけの答えをみたのか、独眼鉄は後輩たちを通すことにした。

「男とはなんぞや？」

正解は、

「顔面に蹴りを入れられる」

でした１

なんにせよ、このときの独眼鉄には大物の雰囲気が漂ってたね。

独眼鉄の『万針房』をぬけると、『垂溶房』です。

この房の番人が、蝙翔鬼（へんしょうき）だ。

これに、一号生・Jが挑む。

Jは相当強いよ。主人公の剣桃太郎ら最強クラスのちょっと下ぐらい。

通常、この程度の仕掛けなんて屁でもない。

ただ問題は、このときの蝙翔鬼が最低の下司野郎ってことだ！

蝙翔鬼は、Jの足下をコンクリで固めると、ムチャブリをしかけた。

拳圧で遠くにおいた蠟燭の火を消せ、と。

しかも、この蝙翔鬼、それをただ黙って見守る男ではない。

挑戦中のJをいたぶるんだ。

さすがにやりすぎた蝙翔鬼、

Jをキらせ、ぶん殴られました。

蝙翔鬼は独眼鉄と少し違う。

独眼鉄は蹴られても平然としていたが、蝙翔鬼は逆ギレした。

一触即発！

なところで、三号生筆頭・大豪院邪鬼の止めが入った。

この勝負は持ち越しとなりました。

のちに雷電に『〇人鬼』と罵倒される蝙翔鬼。

その片鱗が垣間見れました。

『垂溶房』の次は、いよいよ男爵ディーノの『紫電房』だ。
この廊下は、床がベルトコンベアーになっている。さらに、電流柵のおまけつき。

しょうもない仕掛けだよ。

大物感を出そうとしてたんだろうね。

でも、すぐにボロが出た。

『紫電房』に挑むのは一号生・虎丸龍次（とらまるりゅうじ）。虎丸は拳法こそ素人だが、身体能力は化け物。

紫電房の仕掛けを突破すると、男爵ディーノの顔面をぶん殴った。

すると、ディーノは、

まぁ、でも大丈夫よ。

すぐに刃物を奪われて、己のベルトコンベアーに釘付けにされたから。
そして己の電流柵であわや感電死！

ってとこで仲間に助けられました。

“みっともない”という言葉を擬人化したのが、

男爵ディーノだ！

こうして一号生たちはおかしな先輩たちを振り切り、三号生筆頭・大豪院邪鬼のもとに到着した。
そこで一悶着はおきたが、『大威震八連制覇』の開催が決定となった。

これは、一号生vs三号生のビッグイベントマッチだ。

このとき鎮守直廊三人衆が進み出て、邪鬼に大会出場を直訴した。

しかし、邪鬼は先ほどの三人の失態を許していません。

さあ、あなたならどうする？
もし仕事で大失敗し大事なプロジェクトから外されたら、

上司にどうやって許しをこい、プロジェクトに復帰させてもらう？

土下座はもうしてます。

早かったよお、すぐにやってた。

土下座に、あることをつけ加えたんだ。

それは、なぁ～んだ？

三人そろってやってたよ。

違います！

正解は、

三人でお揃いのタトゥーを入れる！

でした。

常人は、そう思うよね。

でも、邪鬼は結構こういうのが好物みたいです。

三人の出場は認められました！

でも次の大会では消えてたよ。

こうして鎮守直廊の三人は、めでたく大会出場を勝ち取りました。

けれど、この出場が、

彼らの「かませ犬」としての地位を確立させてしまったのです。