前回、男塾三号生の能力付けを、信長の野望(シリーズ12作目・革新)風で行ってきた。
これで、一号生、関東豪学連、三号生の能力付けが完了した。
せっかくなので、彼らを信長の野望・革新で戦わせてみたいと思う。
関東豪学連を含んだ男塾一号生vs三号生。
つまり、大威震八連制覇!
いざ、天童宮へ
使用するのは、一号生側。画面上部の城、ここから下部にある三号生の本拠地・天動宮に攻め込む。
兵力は五分。60,000 対 60,000。
ちなみに、原作の大威震八連制覇の舞台は八ヶ岳連峰の『八竜長城』。民明書房に記載がある。
この時の案内人が、ドンブリ頭で有名な王大人(ワンターレン)。
部隊を編成する。信長の野望革新では、一部隊につき三名まで所属させられる。
前回行った驚邏大四凶殺のメンバーに加えて、そのときの対戦相手・関東豪学連のメンバーが仲間に入ったのが心強い。ちなみに前回は敗北した。よく仲間になってくれたもんだ。
部隊編成、関東豪学連が参戦
熟考の結果、部隊編成は以下で決定。
三名まで所属できるところを二名にし、部隊数を6とした。
出陣、流れ飛ぶ偽報
天動宮に向かう一行。ここは差し詰め鎮守直廊か。しかし、鎮守直廊三人衆どころか、誰の姿も見えない。
このまま何も起きずに天動宮に到着か、と思われたところに三号生側の計略が発動した。
『偽報』。
この『偽報』に、一号生の主力である剣桃太郎隊とJ隊がかかり、強制的に帰城をはじめてしまった。早くも一号生たちの足並みが乱れ始めた。
しばらくして、桃とJは計略から覚め、再び天動宮に進軍するも、一号生の隊列は大きく間延びしてしまった。
これが戦況に影響を及ぼさなければいいが。
三号生筆頭登場
偽報により、間延びしてしまった一号生軍。早くも伊達隊と月光隊が、三号生の根城・天動宮に到着した。
それを待っていたかのように、三号生筆頭・大豪院邪鬼が早くも姿を現した。大豪院隊をわずか3,000の兵力で、一号生部隊の中腹に位置していた雷電隊に奇襲をしかけた。
まさかの筆頭みずからの奇襲攻撃!
狙われた知力7の雷電はいったいどうなる!?
絶体絶命の雷電隊、しかしここで富樫が光る。この富樫はこの奇襲を見抜き、逆に三号生筆頭の部隊を混乱に陥れた。
この富樫の活躍に、近くにいた虎丸隊が呼応。二部隊で大豪院隊への攻撃を開始した。
雷電・富樫
虎丸・田沢
対
大豪院邪鬼
天動宮の戦い
一方、天童宮にたどり着いた伊達隊と月光隊に対し、続々と三号生の部隊が出撃を開始した。その中に二号生筆頭・赤石の姿もあった。続々と二号生・三号生が出陣!二号生が三号生についたことで、一号生はさずかし動揺したことだろう。
出城してきた三号生の部隊は以下の三部隊。
- 赤石隊9,500 二号生筆頭・赤石、三号生四天王・羅刹、二号生司会進行役・丸山
- 独眼鉄隊8,500 鎮守直廊・独眼鉄、鎮守直廊・男爵ディーノ、二号生筆頭代理・江戸川
- センクウ隊9,000 三号生死天王・センクウ、ナオト君(小学四年生)が25巻末に投稿したジェガン・シン
これらの三部隊が、伊達・月光隊に襲いかかった。
伊達・椿山
月光・飛燕
対
赤石・羅刹・丸山
独眼鉄・男爵ディーノ・江戸川
センクウ・ジェガンシン
二号生・三号生連合軍におされる伊達・月光隊。
一方、雷電・虎丸隊は、少数の大豪院隊に対して数で上回っており、有利に戦をすすめていた。
そこに、三号生の死天王・卍丸と影慶が奇襲をしかける。
この奇襲をなんとかかわす一号生。しかし、新たな三号生部隊の登場で、天動宮前の戦いはより混迷をましていく。
そこに、あの男のあの技がさく裂した。
真空殲風衝(しんくうせんぷうしょう)!
この大技を受け、雷電隊は1,000もの戦力を失った。恐るべし、三号生筆頭。
三号生の猛攻
ここでようやく剣桃太郎隊とJ隊が天動宮前に到着した。『偽報』による遅れがやはり響いた。
この時点で、伊達隊と月光隊は大きく消耗しており、9,000あった兵力は3,000台に落ちてしまっていた。
- 月光隊 9,000 ⇒ 3,149
- 伊達隊 9,500 ⇒ 3,931
一方で、対峙していたセンクウ隊、独眼鉄隊はいまだ戦力を失っていない。
圧倒的劣勢の一号生。
その中で気勢をあげたのはこの男。元関東豪学連総長・伊達臣人!
覇極流槍術で赤石隊を押し返した。
この勢いにのり、流れをかえられるか。
しかし、
死天王センクウが千条獗界陣(せんじょうけっかいじん)を繰り出した!
無数の殺人ゴマが月光隊に襲い掛かる!
げに恐ろしきは、戮家殺人拳。
この攻撃で三面拳最強の月光隊が壊滅した。
この機を逃さない二号生筆頭。
赤石の威圧で伊達隊の士気が低下した。恐るべし二号生と三号生。
勢いが止まらない上級生たち、ついにあの男まで必殺技を披露しだす。
地獄の魔術師(ヘルズ・マジシャン)男爵ディーノの燃え盛るゾリンゲン・カードが伊達隊にふりそそぐ。
このゾリンゲンカードにより、伊達隊の一号生椿山が負傷した。
もはや伊達隊も壊滅寸前。
男塾名物血闘援
窮地に陥った一号生、しかし男塾の顔が味方を鼓舞する!
富樫の血闘援(けっとうえん)で奮起する一号生。
一号生の兵力は、残り約33,000。
- 雷電隊 3,333
- 虎丸隊 6,392
- J隊 8,801
- 伊達隊 1,324
- 桃隊 13,956
月光隊を失ったのは痛いが、桃隊とJ隊が偽報で遅れたため、まだ戦力が温存されている。
まだ戦える。
が、三号生の兵力はまだ約53,000も残っている。20,000の差だ。
冨樫が活躍すると、必ずあの男も活躍する。
そう、虎丸龍次だ。
虎丸の大放屁火炎放射が、独眼鉄の独眼に命中した。
燃え盛る火炎は周りの部隊にも飛び火、三号生たちは大混乱におちいった。
冨樫と虎丸が一号生を盛り上げる。
ここで反撃にでたい一号生。
しかし、
暗黒拳法魍魎拳の卍丸が一号生に同士討ちをしかけてくる。
しかし、これは富樫が見破った。危うく『淤凛葡繻十六闘神』の『贅魅爾(ジェミニ)』の二の舞になるとこだった。
さすが、卍丸、抜け目ない。
ここでようやく大豪院隊を撤退させることに成功した。序盤、わずか3,000の兵力で奇襲をしかけてき、その後真空殲風衝(しんくうせんぷうしょう)を連発し、一号生に大きな損害を与えていった。これぞ筆頭といえる働きぶり。
大豪院邪鬼は天動宮に帰城、おそらくまたすぐに出陣してくるだろう。
スパイラル・ハリケーン・パンチ
大豪院隊の撤退でつかの間の休息をとる一号生、しかしそこに悲報が飛び込んだ。
伊達隊の壊滅。
月光隊が壊滅したあと、伊達はセンクウ隊、独眼鉄隊、そして赤石隊相手に孤軍奮闘していた。伊達は壊滅前に意地の覇極流千峰塵 (はきょくりゅうちほうじん )を赤石に決めて撤退した。
ボクシング史上無敵最強といわれたボクサー「K・バトラー」
バトラーは火災にまきこまれた際に、伝説のパンチを放ち息子を火災から救って息絶えたという。
その伝説のパンチの名は、スパイラル・ハリケーン・パンチ。
『偽報』で遅れ、まるでいいところがなかったJ。しかし、ここでついに必殺ブローが、赤石にクリーンヒット!1,000を超える大ダメージを与えた!
ここで、秀麻呂が塾旗をかかげ、みなを鼓舞する!
士気が上がる一号生。まだ終わっちゃいない。
秀麻呂が掲げた『上がらずの塾旛』により、気力をふりしぼる一号生。
しかし、ついに雷電・富樫隊が壊滅した。
男塾のカオは、壊滅直前まで一号生全体を鼓舞していたが、最後は三号生に捕縛されてしまった。
しかし、意外にも富樫はすぐに解放された。もうすでに、三号生はこの戦いの先を見据えているのかもしれない。天挑の文字がちらつく。
届け大鐘音
気づけば、残るは三部隊。兵力はおよそ26,000ほど。
- 虎丸隊 5,994
- J隊 7,287
- 桃隊 13,587
一方、三号生の兵力は約36,000。その差は約10,000。
劣勢が続く一号生。
そこに、さらなる悲報が訪れた。
帝王の再臨だ。
男塾の帝王は再びわずか3,000の兵力で奇襲をしかけてきた。この奇襲をまともに受けたJ隊は混乱に陥った。
絶体絶命の窮地。
しかし、これを虎丸が立て直した。全体を鼓舞し、J隊の混乱を落ち着かせた。原作の大威震八連制覇でも伊達を助けるために、燃える油の海に飛び込んだこと虎丸。ここでも仲間の士気を上げた。
虎丸の鼓舞で辛くも窮地を脱した一号生。ここでようやくあの男が本領を発揮し始めた。
一号生筆頭・剣桃太郎!
中国拳法史上、幻とされる三大奥義の一つ。秘承鶴錘剣(ひしょうかくすいけん)。
一号生筆頭は、秘承鶴錘剣奥義・轔扇刃(りんせんじん)のすさまじい回転技で、大豪院隊に1,000を超える大ダメージを与えた。
松尾の大鐘音のエールが天動宮前に響き渡った。
魍魎拳再び
松尾の大鐘音で士気が上がった一号生。この勢いにのりたいところ。
しかし、一号生が気勢をあげると、いつもそれをくじこうとする男がいる。
暗黒拳法魍魎拳の卍丸。
卍丸は、再び一号生に計略『同士討』をしかけてきた。
これが見事に決まる。卍丸の計略にはまった虎丸隊とJ隊は同士討ちを始めてしまった。
そこにさらなる追い打ちが。死天王一俊英な男センクウが、同士討ちに陥っている一号生に殺人ゴマをあびせた。死天王の見事な連携に大ダメージを負うJ隊。
勝負は決したか。
伝令
そこに、思わぬ知らせが届いた。
冥鳳島の藤堂兵衛が、空となっていた男塾に軍を進めたのだ!
率いるは、冥鳳島十六士の赤い稲妻(レッドサンダー)。
さすが、藤堂兵衛(元伊佐武光)。戦時には日本を裏切りそこから財をきずいただけあって抜け目ない。
無念。一号生、全軍退却!
終戦
退却する虎丸、桃、Jの三部隊。しかし、退路はすでに影慶隊と卍丸隊によってふさがれていた。
後方からは、帝王・大豪院邪鬼。
前門の死天王、後門の帝王だ。
三号生の総攻撃の前に、J隊は壊滅した。
残りは、虎丸隊と桃隊。
死天王の壁が破れないなか、再び邪鬼の真空殲風衝がさく裂し、虎丸隊は1,000を超える大ダメージ。しかし、卍丸隊がここで撤退。退路を塞ぐのは影慶隊のみ。邪鬼隊も消耗している。
突破なるか。
原作の天挑五輪大武會では、翔霍として裏から男塾生の命を救ってきた影慶。頼れる死天王最強の男が、ここでも三号生たちを救った。
三号生兵力回復。
とにかく固い三号生の包囲。天動宮からはさらにセンクウ隊9,000が出撃。
ここで剣桃太郎がもう一度奥義・秘承鶴錘剣(ひしょうかくすいけん)を放つ。1,000を超える大ダメージにさすがの影慶もひざをつく。
ついに壁突破か。
しかし、ここで何度も一号生隊を壊滅においやったセンクウの殺人ゴマが虎丸隊を襲った。
耐えてくれ虎丸!突破は目前!
この後、一人になった剣桃太郎は、先に撤退していた伊達らの計略『偽報』の支援を受け、包囲を突破。無事に帰城した。
隙をついて侵攻してきていた冥鳳島の赤い稲妻隊は、桃の帰城を察すると冥鳳島に戻っていった。
大惨敗。
死者こそ出なかったものの兵力は大損失。上級生との差を痛感した一戦となった。
敗因は、序盤の偽報。これにより隊列は分断され、先発隊が多数でたたかれてしまった。そして、邪鬼。間延びした中盤が帝王に叩かれまくった。こちらの大将も後半に奮闘するものの、すでに勝負は決していた。天挑五輪大部會に大きな課題が残った。
ちなみに、このあと三号生たちは弱体した一号生には目もくれず、室町御所に攻め込んで足利幕府を滅ぼしている。
そして、本来の戦いの舞台であった八ヶ岳連峰の八竜長城では、ドンブリ頭の王大人(ワンターレン)が男塾塾生たちの到着を今か今かと待ち続けていたとか、いなかったとか。
魁!!男塾/宮下あきら/集英社 信長の野望/コーエーテクモゲームス
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