シグルイ変態ランキング！自家発電の鬼、山崎九郎右衛門は何位？

シグルイ変態ランキングー！

読んでよかったでしょ？

ホント？昼飯食いながら何度も読んだよ。

『シグルイ』あれば白米いくらでも食える。

藤木と三重の足りない四方膳を見ながら、ご飯をモリモリ食うんだよ。

南条範夫先生の時代小説『駿河城御前試合』、その第一話『無明逆流れ』を鬼才山口貴由先生がコミカライズしたのが『シグルイ』だ。

第一試合で闘う藤木源之助と伊良子清玄の二人の剣士を中心とした物語。

その中から、より厳選した変態を集めてみましたので、

よろしくお願いいたします。

第五位、瀬安（せあん）！

かつて虎眼流岩本道場の『一虎双竜』の一人と数えられた天才美剣士、伊良子清玄。

しかし、岩本虎眼の愛妾いくに手を出したことで、凄惨な仕置を受ける。

とどめは、岩本虎眼の秘奥義『流れ星』、伊良子は両目から光を奪われた。

いくもまた伊良子を庇ったために胸に火傷を負った。

そんな息も絶え絶えの二人の前に現れたのが、瀬安だ。

そう、怪物住職、瀬安！

瀬安が伊良子といくを寺で休ませてしばらくすると、二人の藩士がやってきた。

彼らは伊良子に恨みをもっており、衰弱した伊良子相手にその恨みを果たした。

その間、瀬安はいくを襲うことにした。

あの凄惨な仕置の後、こう記述がある。

”この日生まれ出でた怪物は二匹、いや瀬安…”

瀬安（せあん）。

しかし、瀬安って何者だったんだろうな。

いくは仕置の後、牛股の「慈音寺に参られよ」って言葉に縋ってあの寺に行ったんだよね。

藩士二人は牛股が呼んだとして、

なぜ瀬安が？

これも牛股の仕込みなんだろうね。

しかし、こんな変態どっから見つけてきたんだろうな。

第四位、舟木兄弟！

二人共に極意『兜投げ』を身につけた舟木流免許皆伝の剣士。

その人並外れた膂力に加え、手には大業物の『波遊兼光（なみおよぎかねみつ）』。

双子が背中合わせに構えた姿は、まさしく一心同体の金剛力士！

ただちょっと仲良すぎてね…、

一心同体が過ぎたというか。

そう、「ぬふぅ」

彼らは二人で共に男娼を抱き、共に果てる。

哀れなのが相手を務める男娼よ。

身体は痣だらけになり、中には骨を折られる者もいる。

彼らは掛川藩の宿場町である日坂の最強の剣士。

誰も何も言えないんでしょ。

彼らはこんな事をしておいて、

事後は神社に、ケガれを落としに参拝に行くからね。

結果、その習慣のせいで『中山峠の鎌鼬』に襲われることになる。

第三位、賎機検校。

盲人の自治組織当道座の最高位者であり、

駿府城主駿河大納言徳川忠長の侍医でもある。

ちなみに、実際に当道座は室町時代から幕府公認で存在していたみたいよ。

琵琶や鍼灸などのプロフェッショナル集団だ。

そのトップである検校は、大名と並ぶ身分の持ち主。

三百石の武術師範である岩本虎眼とは、身分に雲泥の差がある。

その検校が伊良子の虎眼流への復讐に手を貸す。

盲目の剣士となった伊良子を抱え、芸事、学識に続き、武の領域もその手中におさめるためだ。

チン〇ン切ったら権欲倍増！

の、三国志の十常侍も思い浮かぶね。

ここで気になるのは、伊良子清玄が支援の対価として払ったのは、

その武だけかってところだよね。

虎眼流の仇討ちの後、賎機検校の仕置屋敷では当道者たちによる乱痴気騒ぎが行われていた。

賎機検校は宴の最中に退室し、自室に籠ると美童螢の市（ほたのいち）に按摩術を施した。

”美童、螢の市、その歯は残らず抜き去られている”。

この癖をもった賎機検校が、伊良子に武以外の見返りを求めなかったのかな？

この賎機検校、盲目とはいえ按摩のおかげで力はあるようで、

屋敷で起きてる異変に気が付くと、うっかり美童の背中を破壊している。

第二位、座波間左衛門（ざなみかんざえもん）。

座波間左衛門は御前試合の謁見の場に、

藤木源之助や伊良子清玄と共に出席している。

一瞬そう思ったよ。でも、あれは別の人だった。

座波間右衛門は助かっている。

無理もないよ。

シグルイにおいて、座波間右衛門の登場場面はこれぐらいだ！

実は、この座波間右衛門こそが、御前試合第二試合目に出場する剣士だからだ！

しかもこの座波間右衛門、

御前試合出場全剣士の中で、最も異常な性癖の持ち主なのだ！

その異常性癖とは、

美貌の持ち主に肉体を切り刻まれると快感を得る！

といったものだ。

美貌なら男女問わずだ！

ちなみに、座波のこの性癖が開花したのは９歳の時！

その対象は叔母だ！

親を早くに亡くした座波は、叔父の家で育てられてたんだよ。

しかし、美貌の叔母に欲情してしまい、その激情を抑えるために、幼い従妹に己の身を傷つけさせた。

しかもそれが見つかった！

後にその家も出て各地を転々とするが、常にこの性癖が座波を苦しめた。

両方だ！

しかし、座波は生まれ変わった。

大坂の冬の陣で藤堂家の足軽として出陣し大活躍！天下の大いくさが、座波に性癖を忘れさせた。

その功績が認められ、座波は支隊長に任ぜられた。

そして迎えた夏の陣。

変わらぬ活躍を見せる座波、しかし一人の傷ついた美剣士が現れた。

鬨の声を上げて斬りかかる美剣士の剣先を、

座波は見事な体さばきで、己の肉体に程よくあてた。

一瞬で座波の肉体を甘美な激痛が包み込み、座波は支隊長としての職務を放棄した。

斬られながら鎧を外してるところを仲間に見られたからね。

そのまま逃亡したよ。

もう一度、座波間右衛門の顔を見てみようか。

ちなみに、この座波間右衛門の対戦相手は、幼い時に己の肉体を傷つけさせたあの従妹だ。

美人だ。

第一位、山崎九郎右衛門（やまざきくろうえもん）。

あの山崎です。

ちゅっぱちゃっぱ崎です。

山崎九郎右衛門は虎眼流岩本道場の高弟の一人、

強いんだよ山崎は。

しかもその後なぜか相手の眼球をもぎとり、己の口に入れた。

なんでも口に入れちゃう。

でも、情け深い一面もあったね。

道場の少年剣士、近藤涼之介の不幸では誰よりも泣いていたよ。

そして、この涙から十日後、

山崎九郎右衛門は師範牛股の夜間外出令を無視して外に飛び出すと、夜陰に紛れながら涼之介を思いちゅぱったのであった。

猪木さん、見てますか。

あなたが夢見た永久機関がここにあります。

もはやオーパーツだよ。

アンティキティラ島の機械に見えてきた。

この妄想の主役が十五歳の少年剣士・近藤涼之介ってのがね。

なんていうか、業が深いよ。

”見て見ぬふりする情けが虎眼流剣士たちにも存在した”。

あの凄惨な仕置を行った者たちに情けを抱かす男、それが山田九郎右衛門！

以上です。

彼らもなかなかの変態だけど、

もし彼らを目の前にしたら、浮かぶ言葉は「変態」ではないよね。

一方、山崎のちゅぱちゅぱを目の前にして浮かぶ言葉は…

ということですね。