【閲覧注意】丸尾末広作品の最弱キャラランキング！みちおくんやみどりちゃんは何位？

丸尾末広作品最弱キャラランキングー！！！

丸尾末広先生の作品は読んだことある？

たしかに、エロ、グロ、その他悪趣味の盛り合わせ。

一方で芸術的評価も高く、江戸川乱歩や夢野久作などのその他作品のオマージュやコミカライズもある。また丸尾作品のそれらの作品と同様に、大正や昭和前期を舞台にしているものが多い。

なら今回の企画はちょうどいいね。丸尾作品の解説や批評は、すでにいろんな方々がたくさん書かかれているので、我々は身の丈にあった企画をやりましょう。

わかりません。しかも今回は最強じゃなくて最弱ね。

とりあえずやってみましょう。

第10位、

「CHNKAJON（チンカジョン）!!何見とる!?」のルンペンおじさん。

片足の足首から先がないルンペンおじさん。道端で己の男根をゴシゴシしごく。

そこを少年次郎ちゃんに見られてしまう。

それに気づいたおじさんは、「CHNKAJON（チンカジョン）!!何見とる!?」「こっち来いCHINKAJON!!」とわめくのであった。

その後ルンペンおじさんは、次郎ちゃんの手引きで、次郎ちゃんの継母を入浴中に襲った。

はい。

ただ次郎ちゃんの継母は、次郎ちゃんの想像を超える好色だったため、「たまにはあんな変わったのもいいわ」とむしろ満足気であった。

ちなみに、福岡の柳川地方の方言で、小さい坊やのことをチンカジョン、大きい坊やのことをトンカジョンというそうです。詩人北原白秋は弟に「トンカジョンよりチンカジョンへ」と手紙をしたためていたとのこと。

常軌を逸した行為だけど、いつか我々もその衝動にかられたら、と考えると怖いよな。

第9位

古賀次郎。

中年の漫画家。『金の手帳 カルネドール』という作品を描いた。

カルネドールはフランス語で金の手帳って意味みたい。

古賀は、みちお君という少年を家に招き、ジュースを飲ませながら『金の手帳』を読ませる。

しかし、『金の手帳』は少年少女がひたすら無残な死をとげるといった内容であり、みちお君は次第に暗鬱な表情を浮かべはじめる。

なんとか最後のページまで読み進めたみちお君は、そこで言葉を失った。

そこには、毒入りジュースを飲んで死んでいるみちお君が描かれていた。

青ざめるみちお君を見て下卑な笑みを浮かべる古賀。

しかしその直後、古賀は突然苦悶の表情を浮かべもがき苦しんだ後、そのまま息絶えた。

毒入りジュースのコップを選び間違えたのであった。

次は、ちょっとポップな人が登場です。

第8位、

マイケル・ジャクソン。

あのマイケル・ジャクソン。

キングオブポップの。

丸尾作品には他にも山口百恵や舟木一夫といった往年のスター登場するよ。

さて、マイケルだ。

マイケルは、頭の悪い奴、顔の悪い奴、根性の悪い奴を次々とバットでぶん殴る。

そして、最後は自分の身体が高速で回転しだし、頭が爆ぜた。

正解はわからんけど、とらえ方は自由にしていいんじゃないかな。

第7位、丸尾。

眼帯をつけた絵の上手な男子学生。

女子便所に侵入し落書きを行う。

すると、たちまち勃起をし、落書きにふけりながらせんずりを行う。

丸尾曰く、

「せんずりにふけりながら落書きをしているのではない」。

あくまで主が落書き、従がせんずり。

逆だと大変なことになるね。

それがバレたんだよ。現行犯でバレた。

逃げられないと悟った丸尾はボットン便所の中に逃げ、

糞尿に埋もれながら射精した。

今回は。

このランキングは、人によってはもちろんのこと、時と場合によってもコロコロかわるよ。

明日だったら１位かもしれない。

第6位、

みどりちゃん。見世物小屋を舞台にした『少女椿』の主人公。

見世物小屋で下働きをする身寄りのない少女。小屋には他に『カニ男』の鞭棄、『蛇女』の紅悦、『芋虫男』の海鼠、『人間ポンプ』の赤座、『ふたなり』のカナブン、『逆さ首』の芳一がいる。

そう。海鼠は四肢のない中年男性。

小屋内カーストは低くはないけど、鞭棄、紅悦、赤座の三人のまぐわいに参加しようとするも足蹴にされてしまった。

『逆さ首』の芳一は、やたら首が長い大五郎頭の小さなおじいさん。

首が長すぎてしなびてるから、顔が逆さになっている。喋ることもないけど、皆からはそれなりに大事にされてる。

芳一の身体を拭くのは、みどりちゃんの役目。

そのとおり。みどりちゃんは普段みんなから虐められている。けど、嫌悪の感情はもたれていない。

しかし、ある日ワンダー正光という芸人が現れ、みどりちゃんの状況も変化していく。

ちなみに『少女椿』は映画化されてるみたいだけど、海鼠や芳一は登場しないようだけど。

Youtube で予告編だけ観たけど、漫画よりポップな雰囲気だったかな。

ただ、別に漫画も怖くはないよ。『少女椿』に出てくるキャラクターは他の丸尾作品のキャラクターと比べて人間味があるし、活力を持っている気がするよ。

第5位、

娘。

名前を忘れた。

海鼠と同様、四肢を欠損した父の世話をする少女。父の顔には袋がかぶせられ片目と口の所だけ穴が開いている。また腹部が大きく膨れ上がっている。

江戸川乱歩先生の『芋虫』のオマージュ、これとは別に丸尾末広先生による漫画版『芋虫』もある。

海鼠は仕事を持ち仲間もいて社会性があったね。一方、こちらのお父さんはそれがない。それこそ活力がない。

娘は父に男根を吸わされていたが、ある日父への愛と嗜虐が交錯し、その男根を嚙み切ってしまった。

第4位、

農林一号。

口ヒゲはやしたおっさん。

若い女中に手を出したことが奥さんに見つかり、奥さんのオシッコを飲まされる。

さらに、「あやまちを繰り返さぬように、私の中に入れてやる」と奥さんの秘所に頭を突っ込まされ、頚椎が折れて死亡した。

スカルファックってやつだ。これもよく出てくるよ。

しかし、この一連の罰は、一部の人にとってはご褒美になるかもしれないね。

第3位、

馬駿。

辮髪の若い中国人男性。下男として主人に仕えている。

主人と下女の情事の最中に、密かに地中をモグラのように通り、床下からこっそりと下女の太ももを触っていた。

労力に全然見合ってないけどね。

結局、それが主人にばれ、刀で頭をたたき割られて死んだ。

一週間後、主人の男根に吹き出物ができ血膿が出始め、主人は「馬駿の呪いだ!!」とわめく。さらに、下女に五爪竜の絵が届いたことを告白し、赤眉の奴らに殺されると恐怖におびえるのであった。

最後のコマで赤眉について書かれている。

「赤眉とは、中国の左翼的暗殺結社。実行の前に五爪竜の絵を送りつける」。

わからない。

中国で赤眉というと、後漢前の新王朝に対して起きた反乱を指すようだけど、それになぞらえた組織があるのかねえ。

第2位、

みちおくん。

丸尾作品には、みちおという名の少年がよく出てくる。

なので、これはまた別のみちおくんだね。オススメのみちおくんだよ。

父とおばあちゃんと暮らしている少年。父は女中をいたぶるサディスト。

みちおくんは不治のモノモライを患っており、日常的におばあちゃんとまぐわっている。

ある日、おばあちゃんが帰らぬ人となる。悲しみ暮れるみちおくんは、おばあちゃんの形見の入れ歯を男根にあてた。すると、眠気に襲われ、目の痛みを忘れることができた。

夜になると、みちおくんは墓場にいく。

そして、おばあちゃんの墓石でせんずりし、「おばあちゃーん」と絶叫しながら、墓石に頭を何度もぶつけ、そのまま気絶した。

どうだった？このみちおくんは？

第１位、

石に化けようとしている老人。

戦争直後、大空襲で荒廃した東京にいる爺さん。瓦礫だらけの道端でうずくまり石に化けようとしている。

弱いから。弱い生物は擬態して敵から身を守るしかない。

老人は己の弱さを自覚しており、この状況では石に化けるしかすべがなかった。

以上、丸尾作品最弱キャラクターランキングでした。

どうでした？

他にも『スネコタンパコ』の飼育されてるおじさんとか、枝切りばさみで男根を切断された庭師とか候補はいろいろいたんだけどね。

明日やったら彼等もまたランクインしてくるかもしれない。

今度は最強キャラクターもやろうね。