名作忍者漫画ムジナの無残キャラクターランキングベスト10！シロベやゴキブリは何位？満千代は？【前編】

ムジナの無残キャラクターランキングベストテーン！！！

『ムジナ』知らない？

日本を代表する忍者漫画よ。

『NARUTO』もすばらしい作品だよ。

ただ、もっと忍びの世界の厳しさを知りたかったら、相原コージ先生の『ムジナ』も読むべきよ！

そう！『真・異種格闘大戦』と同じ相原コージ先生よ。

間違いないよ。

この『ムジナ』は、卍衆の里の下忍として暮らす少年忍者ムジナを主人公とした物語だ。

ムジナの目的はただひとつ、生き抜くこと、だ。

そう、卍衆の里の人々が暮らす戦国の世は、みんな過酷な宿命を背負って生きている。

今回はその中から特に、無残なキャラクターを選びランキング付けしてみました！！！

馬鹿にされても、生きぬいてやれ！

第10位！シロベ！

首領の下忍の扱いに不満を抱いていたシロベは、

疾風の小太郎やゴキブリの顛末を機に…、

そういう忍びがいるのよ。

今はゴキブリは置いといて、

シロベは里を抜けた。

そう、この卍の里の掟も抜け忍には厳しい。残された家族は『鋸挽きの刑』に処される。

なので、シロベは抜ける前に自らの妻子の頸を一刀で切り落とした。

強い。

相手のわずかな動作から次の攻撃を瞬時に予測する『察気術』の天才だ。

それで多くの追い忍を返り討ちにした。それでも包囲網は解けない。

次第に、シロベの精神は病み始めた。

その通り。疑心暗鬼に陥り、まったく無関係な人々を殺めるようになってしまった。

ただスルメを取り出そうとした爺さんまで殺されたよ。

いたよ。シロベは人格者だったからね。慕ってる仲間もいた。

その仲間を殺めながら逃げ続けるので、当然おかしくなるよ。

ダメだったよ。

最後はムジナの秘術の前に敗れた。

ムジナの術が、シロベの察気術と相性がよかった。

他にもシロベにとって不運が重なってしまったんだ。

シロベはそれでも強く、ムジナ属する雲組の何名かはシロベにやられてる。

下忍にとって、抜けるという選択肢はないということが証明されてしまった。

第9位！スダレ！

ムジナと同じ雲組の仲間。

満千代奪還作戦で敵の百鬼衆カイナに敗れて致命傷を負ってしまった。

癖のあるものばかりだけど強い。

雲組はシロベ討伐が卒業試験だったので、次の満千代奪還作成は雲組にとっては初陣だった。

本来、手薄の城から満千代を奪還するだけだった。

しかし、城主の宿老・伊東玄馬が史上最強の忍び集団百鬼衆を手配していたんだ。

そんな中、スダレは作戦序盤、まだ城外にいるうち致命傷を負ってしまった。

でも、生きてたんだ。

ただ、身体は動かせず、声も出せない。

他の仲間が任務を遂行している中、ただひとり闇夜を仰いでいるのであった。

そうかもしれない。のたうちまわる最期を迎えた忍びもいるからね。

ただ、スダレがやられたのは城外、いろんな小動物がいるところなのよ。

だから、

このときまだ息があるかは不明。

第10位！一（カミ）の才蔵！

主人公ムジナの父ゴキブリの兄…

そう、ムジナのお父さんはみんなからゴキブリって呼ばれているんだ。

んぅ、まあね…。

で、つまり才蔵はムジナの叔父にあたる忍だ。

彼は忍びの中でその名を知らぬものはいないという天才忍者だった。

そうだね。ただ、才蔵は優秀すぎた。

そのために多くの任務を与えられ、疲労がたまり、ついに敵に包囲されてしまった。

自らの最後を悟った忍びは何をすると思う？

悪くない。

でも、みんながみんなそんな準備を持ってるわけじゃないからね。

正解は、クナイで己の顔を切りさいて自害する、でした。

第一話で、卍の里の手練れである疾風（はやしな）の小太郎が、

敵の忍者である鷹目の半兵衛に敗れた際、その顔を切り刻んでいる。

いや、才蔵は顔を切りさいたところで自害を阻止され捕まってしまった。

そして拷問。

さらに助けにきたと思われた同じ里の忍びに、口封じで殺された。

ちなみに、才蔵の妻はその後ノイローゼになって程なく自殺。

唯一残された娘は、首領に手籠めにされたあとくの一となり、ある大名の妾となった後に同じく口封じで殺された。

相当重いよね。

ただ一の才蔵は、ゴキブリがムジナに話した過去エピソードにのみ登場するんだ。

なので、今の話もダイジェストで描かれてる。

そう、一の才蔵に感情移入する間もなく聞かされた話だからね。

これが本編の登場キャラに降りかかった出来事なら上位間違いなしだったよ。

第７位！ゴキブリ！

天才忍者一の才蔵の弟でありムジナの父であるゴキブリは、里のハナツマミ者だった。

ゴキブリぐらいの年齢の忍びは、普通次のいずれかの道を歩む。

中忍に昇格するか、

使命をまっとうして立派に死ぬか。

しかし、ゴキブリはどちらにも当てはまらない。任務を果たさずとも、しっかりと生きて帰ってくる。

それでついたあだ名が、ゴキブリだ！

妻のアヤメは毎日ゴキブリに小言を浴びせ、息子のムジナは父のようにはならないと心に決めていた。

そんなゴキブリが黒姫城城主の暗殺の任務を請け負うことになった。

黒姫城にはあの疾風の小太郎が敗れた鷹目の半兵衛がいる。

首領もそう思ってる。

首領はゴキブリを『鮟鱇の術』、つまり囮に使うつもりなんだ。

任務を達成する役目は他の二人の忍びだ。

任務前夜、ゴキブリは息子に必殺の秘術を教える。

これが後に、シロベを討ったことは先に伝えたとおり。

そして、二つの教えを伝える。

「馬鹿にされても、うしろ指さされても、ゴミクズになっても、生きぬいてやれ」

この時に、兄である一の才蔵の顛末も伝えられていた。

そのとおり！そして、これはムジナにも受け継がれてゆく。

もう一つは、

「愛する者をつくるな」

ただし、この言葉のうちに潜む父の思いに、ムジナは後になって気づくことになる。

それはまた別のお話。

ゴキブリは立派に囮としての役目を果たしたよ。

大勢の城兵を斃し、鷹目の半兵衛すらも秘術で討ち取った。

めちゃくちゃ強かったよ。

しかし多勢に無勢、ついに力尽き果てた。

任務はゴキブリの奮闘のおかげで、見事達成された。

そうなんだよ。

そして、これがシロベの『抜け』の引き金となった。

第６位！伊東玄馬！

雲組の初陣である満千代奪還作戦における敵方の宿老だ。

戦いには参加してないけど、史上最強の忍び集団百鬼衆を手配した。

雲組は多くの犠牲を払ったが、

ムジナ、陣内、サジらの活躍によって見事任務を達成することができた。

そうなんだ。

一方、伊東玄馬は満千代を奪還された責任を負い、腹を切った。

伊東玄馬は苦痛に耐えながら、付き人に介錯を頼んだ。

でもね、この付き人たちがあせっちゃってさ、

ぜんぜんうまく介錯できないんだよ。

侍もまた厳しい世界を生きているのであった。

第５位！満千代！

満千代、様な！！！

伊河国領主徳平信家公の一粒種だから！貴様なんぞとは出自が違うんだよ！

満千代様は伊河国の隣国である志濃の斎条道元の下に人質に出されていたのだ。

その斎条の出陣の隙を突いて満千代様を奪い返すのが、満千代奪還作戦だったのだ。

ムジナらの活躍もあり、満千代様を無事奪還できたのは先に伝えたとおり。

満千代様は無事に卍の里に迎えられ、ご両親との対面となった。

そのとおり。でも生意気でね、大名の息子ということでわがままにふるまうこともあった。

とはいえ、まだ幼子。両親に会えるとなると無邪気に喜んでいたよ。

その対面のシーンがこちら。

これ卍の里首領、百目鬼幻也斎だ。

首領曰く「事情が変わった」とのこと。

あわれ、満千代のくびは地に転がってしまった。

任務遂行中に、伊河国で下剋上が発生、満千代様の父である徳平信家公は家臣に討たれてしまったのだ。

そして、その家臣は卍の里に倍の報酬で満千代様殺害を依頼したと。

これが後に卍の里全体を震わす大事件のきっかけとなる。