ゴッドサイダーの鬼哭霊気がうけた封印術が残酷すぎる！【第一話感想】

かくて天に戦争おこれり。

ミカエルおよびその使たち竜と戦う。

かの大なる竜、すなわち悪魔と呼ばれ、サタンと呼ばれたる。

全世界をまどわす古き蛇は地に落され、その使たちも共に落とされたり。

これね、ヨハネの黙示録の一節なんだって。

いやね、最近また『ゴッドサイダー』を読みだしたんだよ。

その第一話は、さっきのヨハネの黙示録の一節からはじまるんだよ。

宗教からみというか、神対悪魔の戦いよ。

好きでしょ？

神とか悪魔とか。

詳しくは知らないけど、

北欧神話とかギリシア神話とかの神話ってさ、

神対巨人、神対魔物、神対神、神対人、そんなのてんこもりでしょ？

ってことはさ、

昔から人類は大好きってことだよ、神とか魔物が。

日本だと鬼や妖怪かな。

そうです。

その第一話だけをやろうと思います。

『ゴッドサイダー』はいかれてないよ！

別に、グルマンくんもいかれてないよ。

ただ発想がちょっと斬新すぎただけさ。

神と悪魔は古よりずっと戦いを続けていた。

いつの日か彼らはこの地上に降り立ち、さらに争いを続けていた。

まだ言葉をもっていなかったわれわれ人類の祖先は、それを目の当たりにしていたという。

神と悪魔の戦いとは、次元を超えた戦い。

なので、つねに見えていたわけではなく、たまに見えちゃったんだろうね。

わかる！

もしかしたら、そんなときに神と悪魔の戦いが見られるかもしれないね。

そうです。

彼らの戦いは現代までず～っと続いています。

途中、休憩はあったと思うけどね。

もちろんそうよ！

たとえば関ヶ原の戦いで倒れた西軍兵士って、最後に何を見て何を思ったでしょ～うか？

ちょっと違うね。

最後に見たのはこれ！

正解！

最後に思ったこととは、それです！

「えっ？」

でした。

そりゃ、急にこんなのが垣間見えたらさ、それしか思えないよね。

「えっ？」

だよ。

じゃあ、

第二次世界大戦のノルマンディ作戦で地雷をふんだ米軍兵士は、閃光の中で何を見て何を思ったでしょ～うか？

ブッブー！

最後に見たのは、これです！

正解！

最後に思ったのは、それだよ。

「いやいやいや！」

そりゃ、こんなのが急に見えてもね、それしか出てこないよね。

古の黙示録の戦い（ハルマゲドン）で、大天使ミカエルの剣から欠けた破片、

そこからうまれた戦士たちといわれている。

彼らは悪魔より人類を守ってきたので、神の側の人間（ゴッドサイダー）と呼ばれた。

そう。神と悪魔の戦いというのは、彼らの戦いでもあるわけです。

物語は現代（1987年）のアメリカから始まる。

穏やかな物腰で語る神父が、突如異形の姿に変身し警官隊を喰らい尽くした。

お察しのとおり、彼こそが、

なんだってー！

じゃないよ。

彼は、日本の防衛庁長官だ。

先のアメリカのような事件は世界中で多発しており、その報告が防衛庁長官に届いたんだ。その時の反応が先ほどのあれだ。

さらに、自衛隊の機甲師団によるクーデターの報もとどく。

「ゴッドサイダー」はテンポいいんだよ。

クーデターを起こした機甲師団は高野山に侵攻。その狙いは日本仏教会の重要人物である大日輪行仁の殺害だ。

師団長の男が行仁と対峙した時、行仁はすぐに男が魔の者であることを見抜いた。

男はいう。

「さすがだな、行仁」

ここで「さすがだな」とか言っているんだけどさ、

たぶん、この師団長の男が魔の者だと見抜けると思うんだよ。

いや、見た目は普通のイケメンだよ。

たださ、出会い頭に男が名乗るんだよ。

「魔導院一佐」

って。

魔を導くと書いて魔導院だよ！

「僕、悪魔です」

って言ってるようなもんでしょ！

行山のいる高野山には一人の少年がいた。

行仁が密かに育てていた宿命を背負った子、その子の名は鬼哭霊気（きこくれいき）。

この物語の主人公だ。

ジャンプチ？

…。

なるほど。

ちょっと話を戻します。

魔導院一佐と行仁が対峙している高野山に、新たなゴッドサイダーの援軍が到着した。それがチベットのラマから駆けつけたゴッドサイダー・阿太羅（あたら）だ。

魔導院は行仁と阿太羅に、魔王サタンの復活と最後の黙示録の戦い（ハルマゲドン）が近づいていることをつげる。

そのとおり！

そして、魔導院一佐もデビルサイダー・ドゥーインへと姿を変えた。

その姿は醜悪そのもの。

『ゴッドサイダー』って作品は、悪魔がしっかりと気持ち悪い。それがいいんだよね。

人間の姿では美形でも、悪魔に変わるとちゃんとおどろおどろしい。

正体を現したドゥーインは、阿太羅と戦闘を開始。

この戦いのなかで、ドゥーインが霊気に瘴気を放つ！

ちょっとややこしいね。

ちなみに瘴気とは、魂を永遠に地獄送りにする恐怖のオーラ。

霊気はこれをまともに受けててしまった！

さて、霊気はいったいどうなると思う？

おっ！いいね！

で、その変身前にはどうなる？

ゴッドサイダーに変身するのは正解。

ただ、完全に変身するのは第二話なんだよ。

第一話の時点、ではまだ変身しない。その段階でおわるんだ。

ブッブー！違います！

正解は、

「出っ歯がとれる！」

です！

歯？

歯！！

ほら、見てよ！

出っ歯がとれてる。

でしょ。

で、行仁が最後にこう言って第一話が終わります。

「霊気はめざめてしまった…ゴッドサイダーとデビルサイダーの間の子

という自らの宿命と戦う為に!!」

ちなみに第二話で、霊気に封印をかけていたことが行仁だったことが語られてる。

そのせいで言葉が多少不自由だったんだね。

封印に出っ歯が必要だったんじゃない？

そりゃ上手にしゃべれないわな。

ハハハ。

「外道」って行仁に言ってたのか。

第三話の話になっちゃうんだけどさ。

例の防衛庁長官が、

「そ…そうか…やはり魔導院一佐もデビルサイダーであったか…」

なんて言っているんだけど、よく採用したもんだよね。

「魔導院くんだっけ…、

きみ、悪魔だよね？」

それか、鈴木とかで入隊して、研修が終わったぐらいに、

鈴木「すみません…あの親が離婚しまして…名前が変わることになって…」

上司「そうか、大変だったな。で、新しい名前は？」

鈴木「魔導院です」

上司「魔導院！」

そういうの聞くよね。

それと、日本は相当なスパイ天国って聞くよね。それも法律がないって。

だからデビルサイダーもそれを知って入隊してきたのかもね。

いかがでしたか？

『ゴッドサイダー』

今後は

他のゴッドサイダーやデビルサイダーがたくさん登場するよ

ベルゼパブやパズスなどの大物も出てくる

そして

何より悪魔の気持ち悪さがいいよね

また機会があれば

そちらも取り上げたいと思います