トンデモ逸話でお馴染みの男塾『民明書房』。
そのなかで、最も人を騙せる『民明書房』を決定する。
その暁!!男塾編。
今回はその③。
前回はこちら。

さて、暁!!男塾編の三回目です。

前回は、だいぶひどいのありましたね。ドラゴンボールの。

『砕亜怒羅権闘(サイアドラゴン)』かな。
あのタイプは魁!!男塾では見られなかったね。

あれを信じる人なんで一人もいないでしょ。

ただの異物なのか、路線が変わってきたのか。
今回も見ていきましょう。
使い手は趨計人『烈嚆銀盤拳』

『烈嚆銀盤拳(れっこうぎんばんけん)』、
民明書房刊『我スケートを愛す』より。

『ワールド男杯』にて、中国代表・張飛がみせた神拳寺の奥義だ。

その大会まだやってるんですね。

決勝戦だぞ!

どうせ誰かが死んで、後で生き返るんでしょ。

この外道おおお、
言っちゃいけないことを。

しかし中国代表で張飛なんですか?
まんまですね。

でも、この技はアイススケートだぞ。

まんまじゃないですね。

”スポーツ学会に於てアイススケートの発祥はヨーロッパというのが支配的であるが、一部学者には中国拳法説を唱えるものがいる。
その第一の理由は、拳法家はあらゆる風土気象条件での闘いを想定し、その条件に対応可能な武具を開発したからであり、実際現代のスケート靴に酷似した武具が多数現存している”。

また新たなスポーツ発祥中国説が出てきたよ。

前回もありましたね。
筒翻具(ピンポング)でしたっけ?卓球の。

スポーツ発祥中国説は名作が多いからな。

そう並べると、呉竜府っておさまりがいいですね。
趨滑襲はひどいですけど。

でしょ!私は呉竜府に騙されましたからね!

てことは、今回もどうせあるんでしょ?
“その第一の理由“とか言ってるし。

ご明察だね。

“もうひとつは、この拳の使い手に趨計人(すうけいと)という達人がいたからである“。

すうけいと!。

相変わらずの日本語読みだよ。

そこはもうお約束ですね。

ただ前半の”実際現代のスケート靴に酷似した武具が多数現存している”
ってのはちょっと気になるね。

そもそも氷の上で人が闘ったことってあるんですかね?
あるなら、そんな武具があってもよさそうですけど。

驚邏大四凶殺で虎丸と月光が…


実際に戦ったことあるみたいよ。
1242年、ドイツ騎士団と、ロシア西部にあったノヴゴロド公国での戦いは、
チュード湖の氷上で行われたとのこと。

へぇ~。
どっち勝ったんですか?

ノヴゴロド公国。
このチュード湖、別名ペイプシ湖は、エストニアとロシアの国境にある湖。
つまり、ノヴゴロド公国にとってのホームだ。

こんなのさ、ホーム超有利だよね。
ドイツ騎士団は足元が気になってしょうがなかったでしょ。

たしかに。地元の人間が強そう。

一対一の闘いはあるんですかね?

もし羽生結弦君に喧嘩売られてさ、
「おまえ氷上でろや!」
って言われて氷上で闘う?

「いや、あなたに有利すぎません?」って言います。

そういうことだよ。
神経節を麻痺させる『水鏡漿』

『水鏡漿(すいしょうきょう)』、
民明書房刊『世界の怪拳・奇拳』より。

来たー--!!!
『世界の怪拳・奇拳』!

『台湾巨大棒棒鶏』は、『世界の怪鳥・奇鳥』だったからね。
今回ついに、『世界の怪拳・奇拳』が再登場!

『世界の怪拳・奇拳』って、今までどんなの扱ってきましたっけ?

男爵ディーノの『死穿鳥』、羅刹の『黒闇殺』、蝙翔鬼の『乖宙浮遊體』、ネスコンスの『晏逅寺軟體拳』などだ。

男塾塾生ばっかりだな!!!

今回は違うんですか?

今回は違うね。
『ワールド男杯』、中国代表・呉袁紹の秘奥義だ。

張飛の次は袁紹ですか。

ややこしいことに、姓に呉がついてるよ。
どうせなら、もう一人のピンポンマン翔卓も董卓あたりにしてほしかった。

三国志で揃えて欲しかったですね。

さて、民明書房を読んでみよう。
“人間の体には、神経節という運動神経の中枢が全身に点在している。この神経節を髪より細い針で刺激することで相手を意のままに動かし、あたかも仕掛けた者の動きをマネてると思わせるのが、この奥義の極意である”。

ほっそい針をなげて相手を操るのか。
これはチート技ですね。
ただ、前にもそんなのありませんでした?

あの何の団体がよくわからない人たちね。

狼髏館ね、一般社団法人狼髏館。

一般社団法人じゃないでしょ。
一般社団法人がなんだかよくわかってないですけど。

たぶん一般社団法人のことは、一般社団法人の人もわかってないから大丈夫だよ。

そんなことないでしょ!

水鏡漿はさらに恐ろしい。
“ここで重要なのは、針をなげる動作を悟られぬようにすることと、針が刺さった際、痛みを感じさせぬよう麻痺効果のある神経節にも針を同時に打ち込むことである”。

へぇ~、じゃあ相手は何されたかわからないんですね。

翔窮操弾は5ミリの礫を打ち込んだ。
一方、水鏡漿は髪より細い針で、その攻撃動作も見えず、痛みも感じない。

とんでもないチート技ですね。
ちなみに、神経節って本当にあるんですか?
そもそも運動神経ってのも本当にあるんですか?

運動神経って、別にどこかの部位をイメージして使ってないもんな。

そうなんですよね。ただ運動が得意って意味で使ってるだけだし。
だからこれ、全部ない可能性ありますよね。

なるほど。體動点もなかったしね。

出た!體動点!
「目は口ほどにものを言う」の証明!

で、
調べたところ、
神経節も運動神経もありました。

あんのかよ!

運動神経は末梢神経系のひとつで、
神経節は、その末梢神経の神経細胞が集合したところだって。

まぁ、読んでも全くわからんね。
ただ、とにかく実在はするようだ。

医学系は何言われてもわからないですね。
ただ、技がチート過ぎるんだよなあ。それで、ちょっと信じ難いです。

そうかい。
では、それを払しょくするかもしれない余談をどうぞ。
“ちなみに、過去にこの奥義が通用しなかった拳法家が一人いたが、その男は「無神経な奴」だったという”。

…。

…。

これはぁ…、

“うまいこと”を言ったのかね?

“うまいこと”を言っている風ではありますね。

風だよね?

風ですね。

まさか!
これが、あの生体エネルギー「風(ルン)」!?

いや、違うと思いますよ。
床屋のアレ『針鼠髪』

『針鼠髪(しんそはつ)』、
民明書房刊『知っておきたい中国拳法の基礎知識』より。

『現代用語の基礎知識』みたいなタイトルが来ました。

分厚そうですね。

同じく中国代表・呉袁紹が繰り出した神拳寺の呉袁紹の秘奥義だ。
頭髪を自由に操ることができる。


すんごいウズ巻いてますね。

これで相手の身体を突き刺したり、己の身体を持ち上げたりするからね。

それで針鼠(ハリネズミ)なのか。
めっちゃ余談に出てきそうですね。

先読みする前にまず見てみよう。
“人の肉体には、自分の意志で動かせない部位が数あるが、頭髪もそのひとつである。それを修行の末、自由自在に操ることを可能にし武術として完成させたのがこの奥義である”。

髪を操る奥義といえば、狼髏館の鎮獰太子が使う『辮締旋風大車輪』。

あぁ!あの男爵ディーノをボコボコにした技だ!

いやだからボコボコにされてないって!
ちょっと髪の毛だけで宙に振り回されて、脳天地面にたたきつけられただけだから!

何度聞いても無残ですね。

『辮締旋風大車輪』の項では、雫鋼鉄という謎の鉱物を修行に使うことが記されていた。
一方、『針鼠髪』では修行過程について特に書かれていない。

ただその威力について書かれている。
“その威力は、その名の通り、針ネズミの針のようなもので、一瞬にして毛髪を硬直化し、敵の肉体を貫いたという”。

あっ、針ネズミ出てきた。

余談ではなかったね。

はい、至極真っ当な名の由来の話でしたね。

余談はこちら。
“余談ではあるが、巷でよく見かける理髪店のウズ巻状に回転するディスプレイは、この「針鼠髪」の動きを模したという説がある”。

ウズのほうかあああ!!!

ちゃんと、髪にかかってるね。

やられたあ!
改訂版 世界の怪拳・奇拳『冥界琵弦抄』

『冥界琵弦抄(みょうかいびげんしょう)』、
民明書房刊『改訂版 世界の怪拳・奇拳』より。

『世界の怪拳・奇拳』に改訂版出てる!

『死穿鳥』にでも訂正があったのかね。
当たらないって。

ソドム七福神軍団のひとり、弁財天が使う催眠技だ。
ここからは『ソドム世界会議』との戦いで登場する民明書房だ。

ソドム世界会議。
世界を陰で支配する悪の国際組織とかですか?

ソドム世界会議というのは、
世界を陰で支配する悪の国際組織だ。

こんな当たるとは思わなかったです。

完璧に正解です。
ちなみに、魁!!男塾のボス藤堂兵衛もこの組織の一員として登場します。

再戦するわけですね。

“古来、中国拳法に於て催眠術を応用した奥義は数あれど、楽器の音色によって相手の脳を刺激し、幻覚及び幻視状態に陥れるというものはこの奥義の他にない”。

へぇ~、唯一無二の技なんだ。

う~ん。ただ、魁!!男塾では淤凛葡繻十六闘神の贅魅爾(ジェミニ)が竪琴による催眠技を使ってるんだよね。『攪音波催眠』。

ABC兵器がどうのってヤツですね。
触るな危険つって、あまり触れなかったですね。

まぁあれは中国拳法とは言ってなかったか。

“もちろん、これに用いられる楽器は特製のものであり、超高周波を放出し特定の人物だけを狙い撃ちにできるように設計されている”。

これはまたヤバそうですね。

一部の人たちが、
電波攻撃を受けている!
と各所に相談する例は昔からあるようで、

総務省では、それの回答集もwebで公開しています。


なので、これはもうこの辺にしとこうか。

そうですね。
今回のベストとワースト

今回は以上4点です。。

実質3点でしたね。

一番騙されやすいのはどれでした?

今回は難しいですね。
どれも後一歩足りないようで。

趨計人さえなければ、『烈嚆銀盤拳』は騙されるんじゃない?
武具が保存されてるってのは、なかなかよかったよ。

じゃあ、趨計人にしましょうか。

そうなると、ワーストは?
騙されないほう。

これも趨計人でいいんじゃない?
人によっては騙されるし、人によっては騙されない。

それを言ったら、元も子もないですけどね。
次回につづく
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