寄生虫に操られたカタツムリ、キノコにゾンビにされたアリ。
「殺して…殺してクレメンス…」
この世界は美しくも残酷だ。
漫画に潜む「殺してクレメンス」を探る企画。今回は第2弾。
その①はこちら。
メイドインアビスの殺してクレメンス

まずは、僕から。
『メイドインアビス』の殺してクレメンスです!

かわいい絵の作品だよね。

それが罠なんですよ。

約1900年前に発見されたという孤島にある大穴アビスを探検する物語です。
直径約1000メートル、深さは不明、
中には未知なる遺物や生物でいっぱいです。

ワクワクするねえ。

主人公はあどけなさ残りまくりの少女リコと、
アビスからやってきた謎の少年遺物ロボットのレグです。
二人は、”白笛”であるリコの母を探しつつ、アビスの深層に挑みます!

白笛?

アビスに挑む探窟家たちは、みんな笛をもっていて、その笛の色でランク分けされているんですよ。
白笛はその最高位です。深界六層以下は白笛しか潜れませんからね!

お母さんすごいねえ。

『殲滅卿』殲滅のライザですからね!
でも、今回触れるのは、ライザではないです。
同じ白笛の『黎明卿』新しきボンドルドです。

『黎明卿』、異名がかっこいいなあ。

正直、見た目もかっこいいんですよ。
ただ、人の道から外れてます。
外道という言葉がぴったしです。

蝙翔鬼とどっちが外道?


難しいですねえ~
ボンドルドです!

蝙翔鬼より外道!?
相当だな。

はい。同じく白笛の『不動卿』動かざるオーゼンが、
「筋金入りのろくでなし」と言うくらいです。

そのオーゼンがわからんから何とも言えんけど、
とんでもない奴ということはわかってきたよ。

アビスには、『力場』があるんですね。
この『力場』がアビスにさまざまな効果をもたらすんですよ。
その一つが上昇負荷、人間が穴の中で上昇すると体に悪影響が現れます。

ダイビングみたいだね。

そうです。「アビスの呪い」と呼ばれています。
深界一層だと、軽いめまいや吐き気程度ですが、
深界三層は、幻覚や幻聴が、
深界五層になると、全感覚喪失や意識混濁など、
深界六層以下は、人間性喪失もしくは死亡。

てことは、六層以下は帰ってこれないんだ。
『驚邏大四凶殺』みたいなもんだね。

男塾と一緒にしないでくださいよ!

なので、六層以下に潜った人間は戻ることができません。
六層以下に潜った白笛の探窟家たちも帰ってこれません。
その呪いに挑んだのが、ボンドルドです。

学者肌なんだ。

その一面はありますね。
ボンドルドは、呪いを他者に押し付ける研究を行ったんですよ。
その実験のために、みなしごを集めました。
その中にいたのが、ミーティとナナチです。

ボンドルドは特殊な昇降機に二人を入れ、六層に降ろしました。
呪いを押し付けられる側が、ミーティです。


うわっ…、これは…、

ボンドルドが昇降機を上げます。
「アビスの呪い」がミーティに襲い掛かりました。


うわぁぁぁぁぁぁぁ!!!

もう…、これ…、
ホントかわいそうで…、

で、どうなっちゃったの?

ミーティは地獄の痛みを味わったのちに、
‟成れ果て”と呼ばれる人外の化物に変わりました。
人間性は喪失しています。

ちょっとボンドルドさん、
だいぶ外道じゃない?

悪意はないんですよ。
ただ探求心だけの存在です。
それで人間をやめました。

まだありますよ。

まだあんの!?
誰?誰?誰?

次は、王道の「殺してクレメンス」です。

王道が何かよくわからんけど。

深界四層に『不屈の花園』と呼ばれる場所があります。
『トコシエコワ』という花がたくさん咲いているんですね。
そこで、レグたちが発見したのが、


「誰?誰?誰?」って言ってるぞ。
誰?

探窟家ですね。
『クオンガタリ』の幼体に寄生されています。
頭を侵食されて、生きたまま幼体の餌にされているんです!

これは…、たしかに…、
王道だねえ。

こわいですよぉ。
時折、『クオンガタリ』の成体は寄生体の身体に入って自らを食べさせます。
それで寄生体を長持ちさせる養殖を行っているんですよ!

頭食われながら長持ちさせられるのか。
これは「殺してクレメンス」だね。

しかも『クオンガタリ』の成体は、『トコシエコワ』に擬態します。
危険性☆5つ理不尽の生物ですよ!
欲望の揺籃

あとイルミューイという女の子が、
回想シーンで登場するんですけど..、

また重そうだなあ。

正直、ちょっと難しくて…、
よく理解できてないトコあるんですけど…、
こうなりました。


ただごとじゃないね。

昔、黄金卿を求めてアビスに下りた探窟隊がいたんですよ。
それに途中から同行したのがイルミューイです。

彼は深層の奥までたどり着いたんですが、そこは飲み水すら危険な恐ろしい場所でした。
探窟隊は全滅寸前です。
そこで隊長のワズキャンは、『欲望の揺籃』を使うことにしたんです。

なんですかそれは?

アビスの遺物で、『願いを叶える卵』です。
ただ人が使う場合、幼体でないと適してないようです。
ワズキャンは、それをイルミューイに使いました。

結果、隊の全滅は免れたんですけど、
イルミューイはあの『成れ果て』になりました。

でも、願いは叶ったんだ?

叶ったっといえば叶ったんですけど、
残酷な結果だと思います。
この辺りがちょっと難しいので、ご自分で読んでください。
単純な「殺して」では、ないと思います。

いや、やめとくよ。
たぶん、かわいそうでしょ?

かわいそうです。
でも、メッチャおもしろいです。
幽☆遊☆白書の殺してクレメンス

続いては、
『幽☆遊☆白書』の「殺してクレメンス」です。

幽遊白書はたくさんありそう!
まず、雪菜さんが豚野郎にひどい目にあってましたね。

垂金権造ね。
氷女が涙として流す氷泪石のために、氷女で飛影の妹である雪菜を監禁していたぶった。
「肉体に対するあらゆる苦痛はこの5年やりつくした」
という。

エロいこともしたんだろうなあ
って思いましたよね。

躯が奴隷商人の痴皇の玩具だったエピソードもあったね。

躯は半身が剥き出しですけど、
あれは痴皇の興味をなくすために酸をかぶったから。
それもなかなかの「殺してクレメンス」ですよね。

その痴皇も飛影によって、寄生植物と融合、半永久的に生きる生物となった。
脳を破壊しないかぎり、いくら切り刻んでも死ぬことができない。

それが飛影から躯へのバースデープレゼント。
あれはスカっとする「殺してクレメンス」でしたね。

戸愚呂兄も似たタイプだ。

「なぜ死なねェェ~~~!!」だ!

蔵馬に邪念樹を植え付けられ、
永遠に幻覚と闘い続けることになった。


戸愚呂兄はド畜生だったから、
スカっとしましたね。

一方戸愚呂弟は死後の霊界で、地獄の中で最も過酷な冥獄界を選んだ。
あらゆる苦痛を一万年かけて与え続けそれを一万回繰り返す。
その後は、完全な無。

一万×一万ってことは、一億?
長いなあ、一週間でアヘ顔してそう。

戸愚呂弟がアヘ顔なんてしないだろう!

わからないですよ。
一億年、〇門を攻められ続けたら

それで「殺してクレメンス!」ってか。
人間の業

一方でかわいそうだったのが、Dr. イチガキチームの円、梁、魁の3人よ。
師の為に、モルモットとしてその身をささげてしまった。
ただの生物兵器となり果てた彼らは、


これは胸くそ悪い「殺してクレメンス」でしたね。

胸くそ悪いでいうと、
仙水が見た人間による妖怪への拷問ね。

ああ~、あれはトラウマでしたね。
プールみたいなところですよね。

あれも拷問受けている妖怪からしたら、
「殺してクレメンス」よ。

あれはなんか怖かったなあ。

人間の業の深さよ。

仙水編でいうと、
樹が使うアナザーディメンションみたいな技、
アレも怖くなかったですか?

裏男にくわれて亜空間に行くヤツ?

それです!!!
次元のはざまに生きる妖怪!
樹を殺すと、永遠に出れなくなるって。

上下の区別もなさそうだし、
1時間で頭ぶっ壊れそうだなあ。

「殺してクレメンス」ですよ。
ただ謎のでっかいドクロが浮いてたんで、
死ねるのかもしれません。

もし裏男にくわれたらどうする?
亜空間で何する?

えぇーーー!
何ができるんだろう?
地面ないから移動できるんですかね?

でも、デカい岩みたいのが結構浮かんでたんで、
とりあえず岩までたどり着いて、
あとは、それで彫刻ですかね。

充実してるね。

そうですね。
以外にいけるかも

最後にこいつにも触れておこうか。


あれ!?
こいつ誰でしたっけ?

多分、名前はないんだよ。

まただいぶ拷問を受けてますね。

若かりし頃の黄泉を襲って、その目を奪った妖怪だよ。
黄泉につかまって、こんな目にあってる。
だいぶ腐敗が進んでいるらしい。

実は、妖狐時代の蔵馬の指示だったんですよね。

彼はそのことを黄泉と蔵馬の前で自白した直後、
黄泉に一息で殺された。

「殺してクレメンス」の望みが叶ったパターンですね。
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