『新世界より』の無間地獄の刑！タフのガルシアが受けた凄惨な訓練！ジャイアント台風【殺してクレメンス③】

原作貴志祐介先生は怖そうね。

そんな強い人がいるんだ。

『美味しんぼ』みたいだな。

ハゲネズミ？秀吉？

ゴブリンみたいだなあ。

束ねるリーダーがいるわけだ。

穏やかじゃなさそうねえ。

これは正統派の『殺してクレメンス』だ。

うわぁ～～～～～！！！

ちょっとゲーセンにありそう！

当然何も見えないんだよね。

中途失明と一緒だよね。

中途失明の方は、夢の中では映像が見えるみたいよ。

だから、この方も眠りにつくと映像が見えるかもしれない。

うわぁ～～～…

続いては、『タフ』シリーズの殺してクレメンス。

エドワード・C・ガルシアに注目したいと思います。

そう、アメリカのU.S.S.アカデミーが、

「怪物を超えた怪物」宮沢鬼龍の遺伝子で作った戦略兵器だ。

鬼龍は精子を提供しただけなので、ガルシアに愛情はまったくない。

また、ガルシアのトレーニングを行うギルモア博士はいう。

「いつでも廃棄処分にできるんです」

そのトレーニングの凄惨さは筆舌に尽くしがたし。

ガルシアの超軟体性質『ボーン・コントロール』は、

ガルシアが子どもの時から、物理的に絞られてたことによる賜物だった。

「自分は子供は殺せないであります」

のブレア軍曹ね。

ガルシアの金的を喰らうと、

「うぉぉぉっ怪物があああ」

って殺しにかかったオジサンだ。

ガルシアが成長しても訓練はやまない。

重力加速装置に入れられ、限界を超えたGを負わされる。

6Gだって。

パイロットが専用のスーツ着て8Gが限界らしい。

ガルシアは11G。そのうえで「加速ッ」と声をあげてるのがギルモア博士だ！

ドクター・クリス。

ガルシアに人間の心を教えかけた人。

ギルモア博士の手の者に殺されてしまったよ。

ちょうど教えてるところだった。

『TOUGH -タフ- 龍を継ぐ男』では、ガルシアのクローンが登場する。

というより、そもそもガルシアは30体作られており、

『高校鉄拳伝』に登場するエドワード・C・ガルシアは、その一体だった。

その多くは欠陥や疾患があり殺処分された。

歯が折れるほど苦しみ、爪が剥けるほどもがき、血を吐きながら死んだという。

その処分から逃れた11号は、軍から離れ「悪魔王子」を自称する。

最後は、『ジャイアント台風』の殺してクレメンス！

御存じないですか？

サブタイトルは、『ジャイアント馬場物語』

原作高森朝雄先生、漫画辻なおき先生。

高森朝雄は梶原一騎先生のペンネームの一つだ。

高森・辻タッグによる作品は、他に『タイガーマスク』などがあります。

伝記といっても過言ではないね。

物語は馬場正平が巨人に入るも、脳しゅようを患い、

戦力外通知を受けるところからはじまる。

野球の未練を断てない馬場は他球団のテスト生として再起を図るも、

銭湯ですっころび、右腕を20針縫う大けが。

８割決まっていた採用が流れた。

人間万事塞翁が馬。

その時たまたま入ったラーメン屋で力道山選手の試合を見た馬場は、

力道山のリキ・プロレスリングジムの扉をたたいた。

全裸監督ジャイアント馬場が誕生してたかもしれない。

時系列メチャクチャだけどな！

馬場はその場で入門を許可された。

しかし、地獄の特訓はその時から始まった。

道場に連れて行かれ、バーベルを上げさせる。

力道山師匠の怒号と竹刀が飛んできた。

さらに師匠は馬場をシャワー室に連れて行った。

力道山名物新人歓迎パーティーだ。

ソッチではないよ。

師匠は馬場をパンチにするとシャワー室であおむけにさせた。

そして、その四肢にバーベルをひとつずつ固定させた。

馬場はまったく身動きがとれなくなった。

さらに、師匠は弟子にハチの巣を持ってこさせた。

そのハチの巣をシャワー室にブチこんだ！

興奮した無数の蜂たちがほぼ裸の馬場を襲う！

全然「ナイスじゃない」ね。

死にたく馬場は、バーベルを引きずりながら、なんとかシャワー室の出口までたどり着いた。

師匠は言う、それが死に物狂いの力だ、と。

馬場は身をもって、それを理解した。

何事もそうなんだよ。

よう、ハチの巣があったよ。