白銀聖闘士の烏星座（クロウ）の地獄の番犬座（ケルベロス）のダンテが持つあのトゲ球の名前って？【後編】

引き続き、聖闘士星矢における最も地味な白銀聖闘士（シルバーセイント）を決めていきましょう。
前編は、魔鈴やシャイナなどのお師匠枠と、刺客第一陣を中心にみてきました。

後編は、新たな刺客たちにふれていきましょう！

刺客たちとの死闘をおえ、東京に戻った星矢たち。

そこに新たな刺客が姿を現す。

そのひとりめが、烏星座（クロウ）のジャミアン。カラスを操るブラックウィングという技を使うシルバーセイントだ。

動物使いという聖闘士星矢では珍しい能力もちだ。

しかし、まぁ見てくれがよくない！なんだかんだ顔だけはよいミスティらと比べると、あまりに不憫だ。

ブラックウィングは、カラスをけしかけて攻撃する技。

でも実はこれは囮、真のねらいは、カラスの羽根で相手を覆い身動きを封じることだ。

相手は息をすることもできない。

いや、大声出して踏みつけるだけだね。

結局、このブラックウイングは星矢に破られてしまう。

星矢が「うおーっ!」って叫んだら動けた。

一輝が現れて、ぶっ飛ばされた。

実はジャミアンの目的は星矢らの誅殺ではなかった。
ジャミアンの任務とは、

アテネの化身・城戸沙織の拉致！

最終的に任務は失敗に終わるけど、

カラスにさらわれる美しきアテネ、

という名シーンをうみだした。

うん。なんかいい。

ジャミアンがぶっとばされると、残りの第二陣の刺客たちが動きだした。彼らの任務もまた城戸沙織の拉致だ。

残りの刺客たちは、三人の白銀聖闘士だ。御者座（アウリガ）のカペラ、番犬座（ケルベロス）のダンテ、そしてペルセウス座のアルゴル。

彼ら三人と戦うのが、みんなの兄貴、フェニックスの一輝だ。

一輝と対峙する三人のシルバーセイント。

まず、カペラが血気盛んに一輝に向かっていく。そこに一輝のカウンターが炸裂、あっけなくKOされてしまった。

誰しもがここで終わったと思っていたが、実はカペラは虎視淡々と一輝の隙をうかがっていた。

次に、ダンテが一輝に挑む。

同じく倒されるダンテ。

しかし、その隙をついて、カペラが自慢の武器・円盤を一輝に投げつけた！

一輝の首ははね飛ばされ宙にまった。

実はこの一連の流れは、一輝の必殺技・鳳凰幻魔拳による幻覚だった。

カペラは一輝から受けた最初の一撃で、すでに幻覚の中にいた。

この後、カペラは精神が崩壊して倒れた。

バベルら第一陣の刺客たちもムウの幻術にかかってたでしょ？

シルバーセイントはそろいもそろって幻術に耐性がないね。

そして、地獄の番犬座（ケルベロス）のダンテ。

彼は、トゲトゲつきの球を鎖で操ることができる。

ダンテはこのトゲ球を一輝に投げつけた！

それを片手で受け止める一輝！
しかしそれはダンテの想定の範囲内だ。ダンテはさらに、ひそかに隠し持っていた無数のトゲ球をまとめて投げつけた！

わかりません。

わからないけど、それらは全部こなごなにぶっ壊されて、ダンテはぶん殴られます。

ダンテはおわった。誰しもがそう思った。

しかし、実はダンテは虎視淡々と一輝の隙をうかがっていた。

そして先ほどのカペラが倒された瞬間、ダンテは自慢のトゲ球を一輝にめがけて投げつけた！

しかし、ここで瞬、氷河、紫龍が現れて一輝は退場。

どうしていいかわからなくなったダンテは、とりあえず瞬にトゲ球を投げつけた！

どうですか？

ここまでのカペラとダンテは？

ミスティは富士山を揺るがすことができたんだよ。

でも、カペラとダンテは、円盤とトゲ球を投げつけるだけ！
ただ、ダンテには功績があるんだ。

瞬がこのトゲ球を『鋼球鎖（こうきゅうさ）』って呼んでるんだ。
マンガでよく出るこの手の武器に、『鋼球鎖』って名前があることを知ることができた！

村上春樹の小説に、『鋼球鎖』って出てきたら、あぁダンテのねって理解できるよ。

第二陣の最後の一人は、ペルセウス座のアルゴル。白銀聖闘士きっての実力者だ。
一輝をして、

「おまえから感じる小宇宙（コスモ）はほかのふたりよりでかそうだ」

と言わしめた。

実際は小宇宙（コスモ）がどうこうより、ペルセウス座のクロスについているメデゥサの盾が超強力だった。
その名のとおりメドゥサの力を持つ盾は、瞬と氷河を難なく石に変えてしまった。

紫龍がなんとか勝利を手にするが、その代償に両目を失ってしまった。

最後の第三陣のシルバーセイントに入る前に、触れておきたい聖闘士がいます。
それが、矢座（サジッタ）のトレミー。

トレミーは登場した途端に必殺技ファントムアローを放ち、すぐに返り討ちにあった聖闘士だ。

これがただのかませじゃないんだ。
トレミーの任務は、星矢たちの誅殺ではない。

アテナこと城戸沙織の抹殺なのだ！
ファントムアローは目くらまし、その隙にアテナの心臓に黄金の矢をつきさした。

そう、聖闘士星矢といえば黄金聖闘士編。黄金聖闘士編とは、この矢を唯一抜くことができる、教皇と戦う話だ。

だから黄金聖闘士編のときは、アテナはだいたい胸にこのトレミーの矢がさしっぱだ。

立派に任務を果たし、黄金聖闘士編の開幕を務めたトレミーは地味ではないでしょう。

さていよいよ最後の第三陣の刺客たち。

この企画では、メインディッシュだ。

見てください。このさらなるスケールダウンを施された聖闘士たちを！

左のデクの坊タイプは、ヘラクレス座のアルゲティ。
必殺技は『コルネポロス』、第一陣のモーゼスと同じ投げ系の技だ。

『コルネポロス』を受けた星矢は、

「KSB（カイトススパウティングボンバー※モーゼスの技）より強烈」、

というが、いまいちすごさが伝わってこない。

なんかこの時期こういった略すのが聖闘士の間で流行ってるんだよね。

MGA とかね。

で、『コルネポロス』のすごさが伝わらない最大の要因は、

このときなんかごちゃごちゃしたから。

アルゲティが『コルネポロス』を星矢にかけたとき、技の途中で邪魔が入った。

邪魔をしたのが、さきほど右にいた男だ。

彼の名は、ディオ。

銀蠅座（ムスカ）のディオ。

このディオが『コルネポロス』の邪魔をした。

かといって、星矢を助けたわけではない。功名心にかられただけだ。

ディオは、必殺技『デッドエンドフライ』で星矢を高く蹴り上げた。
しかし、またもやそこに邪魔が入った。

邪魔をしたのは、先ほどセンターにいた巨犬座（カニスマヨル）のシリウス。

このシリウスが、
「よーしこうしよう。こいつの体を天空高くなげあげ三人一緒に攻撃する！」
というしょうもない提案をした。

星矢がゴールドクロスをまとい、三人はまとめて一蹴されました。

シリウスの必殺技はあったかもしれない。

けど、原作では披露する前にやられてしまいました。

シリウスでいいと思う。

ただね、Wiki見たらさ、アニメ版のシリウスの声優がプロレスラーの高山善廣になってんだよ！

しかもグレートマウンテンスマッシャーという高山由来の必殺技までもらってる。

ディオと聞いて、ムスカのディオを浮かべる人はいないだろうしね。

しかも銀蠅座よ。ひどい星座だよ。

それでは、一番地味なシルバーセイントは、ムスカのディオに決定！

誰か気になったシルバーセイントは？